勝手に映画評

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基本的に、すべて自腹です。

三度目の殺人

2017年09月10日 | 邦画
殺人の前科のある男・三隅による殺人。弁護士・重盛にとってはありふれた事件のはずであったが、事件を調べていくうちに、事件の持つ闇に深まり、次第に重盛は自信を失っていく。

そして父になる』『海街diary』でヒューマンドラマを描いてきた是枝裕和監督が描いたサスペンス。

「弁護するのに、被告を知る必要はない」それが、弁護士の本音だとすれば、ちょっと悲しいですね。「すべては依頼人の利益のため」とも言っていましたが、それは、真実と違っても“被告の利益”になるのなら、その方針で推し進めると言う事なので、やっぱりマイナスの印象を受ける言い方でしたね。

いやぁ、ましゃも良いですが、やっぱりこの作品は、役所広司の演技が見どころなんじゃないでしょうか?その芸名の持つ意味の通り“役どころが広い”俳優さんだと思います。

本編と無関係ですが、ちょっと気になったのは斉藤由貴。不倫疑惑が囁かれているところですが、この作品でも、そう言う風に向ける風向きもアリ、なんか現実とリンクして見えてしまいました。

あと、これも本筋では無いですが、広瀬すずは、やっぱり制服姿がかわいいですね。どんなに影のある役どころであったとしてもね。彼女の今後の課題は、制服を着ない役を、どのくらいうまく演じられるかと言うところにあるのではないかと、この作品を見て(大きなお世話ですが)心配になってしまいました。

法廷を舞台にしたサスペンスであるわけですが、実際に見た後思ったのは、話が殺伐としているので一般に温かいと言う意味合いを持ちがちなヒューマンドラマと言う言葉は使いにくいですが、やっぱり描いているのは人でしたね。人を描くと言う是枝監督の本領を発揮した作品だと思います。

タイトル 三度目の殺人

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2017年/日本
監督 是枝裕和
出演 福山雅治(重盛朋章)、役所広司(三隅高司/殺人犯)、広瀬すず(山中咲江/被害者の娘)、満島真之介(川島輝/朋章の事務所の若手弁護士)、市川実日子(篠原一葵/検事)、松岡依都美(服部亜紀子/朋章の事務所の事務員)、橋爪功(重盛彰久/朋章の父、元判事)、斉藤由貴(山中美津江/被害者の妻、咲江の母)、吉田鋼太郎(摂津大輔/朋章の友人の弁護士)


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1 コメント

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広瀬すず (kossy)
2017-09-12 23:12:51
広瀬すずは永遠の女子高生ですね!
あと2、3年は女子高生を演じてほしいです。
北海道大学に固執するところなんてのも謎でしたよね・・・
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