勝手に映画評

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ケープタウン / Zulu

2014年09月01日 | 洋画(その他)
フランス推理小説大賞を受賞した『ZULU』が原作の渋いサスペンス映画です。舞台が南アフリカと言う事で、かつてのアパルトヘイトの残滓が見え隠れします。明るい内容ではないですねぇ。最後も、スッキリとはしませんでしたしね。

オーランド・ブルームが、ヤサグレたブライアン・エプキン刑事を演じています。イメケンは、どんな役を演じても様になりますねぇ。

他方、アパルトヘイトの嫌な記憶を心の奥底に閉じ込め、民族融和の精神で仕事に打ち込むエプキン刑事の上司、アリ・ソケーラ警部をフォレスト・ウィテカーが演じています。エプキンには女性の影が付きまとうのに対し、ソケーラにはその欠片も見えません。いや、女性を目の当たりにして不思議な行動を示すのですが、その原因は、映画の中で確かめてください。

それにしても、結末は『そう来ますか』と言うか、『そういう結末も有るよね』と言う結末。この手のサスペンスは、ハッピーエンドじゃないよね。渋いサスペンス映画にふさわしい、結末だと思いました。

いい作品です。

タイトル ケープタウン / 原題 Zulu
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2013年/フランス・南アフリカ
監督 ジェローム・サル
原作 キャリル・フェリー
出演 オーランド・ブルーム(ブライアン・エプキン)、フォレスト・ウィテカー(アリ・ソケーラ)、コンラッド・ケンプ(ダン・フレッチャー)、ジョエル・カエンベ(ジーナ)

[2014/09/01]鑑賞・投稿


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