川天使空間

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私の次の行動はすでに私の中にある

2010年01月13日 05時36分23秒 | その他
「単純な脳、複雑な『私』-池谷裕二 著」を読んで、考えたこと。

「動かそうと意図した時には、脳はもう準備をはじめている」とあった。
自分が手を動かそうと思った0.5秒前には、もう脳が手を動かす準備を始めている。
脳の運動野のとなりにある「運動前野」や「補足運動野」が活動を始めているのだ。
シナプスに蓄積されたこれまでの経験に沿った活動を。
「運動前野」や「補足運動野」にそんなすばしこい働きがあったなんて知らなかった。

だから、行動する度に「大丈夫だろうか」「不安だ」って悩まなくてもいいんだ。
どうせ、次の行動は私の中にすでに準備されているのだから。
体が動きたいことをやればいいんだ。
脳内のワーキングメモリは容量が限られている。
私の小さなワーキングメモリを、不安やらであふれさせてしまうのはもったいない。
そう思ったら、すうっと憑きものが落ちていった気がしたのだ。

以前、三度ほど、雪道でスリップして車が大破した。
だから、アイスバーンでちょっとハンドルを取られるとパニック寸前になる。
スリップの不安におびえながらガチガチにハンドルを握ってしまう。
体が硬直してしまうと事故を起こす確率は高くなるのにね。

PTSDもなにかのきっかけで不安が制御不能になってしまう。
それにちょっと似ている。

でも、「私の次の行動はすでに私の中にある」と心の中で静かにつぶやいてみると。
これまで無事に走った経験がきっとなんとかしてくれると、不思議にリラックスできた。
そんなふうに思いながら運転したら、回りがよく見えて不安が消えた。

「この子肺炎かも…レントゲン写真撮ろうかどうしようか」と悩んだとき。
ちょっとおかしいなと思ったから悩んだんだ。自分を信じて撮ればいいんだ。
やっぱり肺炎が少しあった。

「自分勝手にやればいい」のとはちがう。
自分の中の倫理にしたがって「行動を止める自由意志」は発動できるのだから。
不測の事態が生じたときには、余裕のあるワーキングメモリを駆使すればなんとかなるはず。

ゆだねるって気持ちいいことだよね。

いろいろな作家さんの本を読んでは、書き直しをしている。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
コメント (6)
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