川天使空間

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小説と映画はちがう

2010年01月22日 05時18分26秒 | 創作・本の紹介
なにをあたりまえのことを。でもね。

小説は読んでいく時間の中に価値がある。
言葉が、文章が、頭の中にイメージを作り上げる。
その想像の世界を疑似体験し、笑い、悲しみ、感動する。
本をとじたとき、うっすらと現実世界が変わって見える。
自分の何かがかわっているような気がする。
そんなのが、ほんとうの小説なんだと思う。

映画は視覚的イメージが強烈。
強烈すぎて、主人公をも客観的に見てしまう。
頭に残るのは、シーンの断片。
疑似体験の記憶は残るが、それはシーンから波及するイメージで、自分で作り上げた感は乏しい。

詩は、一瞬の切り取られた時間。
絵本も、イメージは大きいけれど想像の余地も大きくて小説に近い。
脳のおやつになるのかな。
そしたら、小説は脳の食事か。
そしたら、映画やコミックやゲームは?
ひとまとめにするのは大胆すぎるけど、それらのイメージの呪縛は大きくて。
やめられない止まらない、のスナック菓子みたいなものか。

小説や絵本での疑似体験は、記憶の深層にひっそりと蓄えられる。
強烈なイメージを伴う画像メディアは、視覚記憶として強く残る。
悪夢って、そういうイメージが悪さをしちゃうんだろうね。

映画もドラマもコミックも大好きだけどほどほどにね。
だらだら見ちゃだめだよね。
と、自分を戒めたいのであった(つい見ちゃうから)。

なんとか中編を書き上ようともがいている。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)


コメント (4)
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