犬たちからのプレゼント 高橋うらら・作 柚希きひろ・絵 集英社みらい文庫

犬たちからのプレゼント第二弾は、「動物ぎゃくたい大反対！」。
6つの物語が、どれもこれもほんとうに「ぐっ」と心に来ます。

１作目の「犬たちからのプレゼント」、そして「猫たちからのプレゼント」の登場人物たちがふたたび登場。
口数の少ない奈々子、背の高いレイナに、サッカー少年のハルトに…。
なんかもう、彼らと仲良しになった気分です。

無責任なブリーダーに、引き取った犬をぶつ里親に。
動物を飼う「責任」が、しっかりと語られています。

一番印象に残った場面は、辛い気持ちを癒してくれる動物たちの姿でした。
成績が下がったと叱られて、日本酒の瓶を床柱に叩きつけてしまった進一郎。
納戸の中で悔し涙を流していたとき、犬の蘭丸とアレキサンダーが中に入ってきて進一郎の顔をなめてくれます。
猫のコモモも膝に乗って進一郎を温めてくれます。

実際、動物たちって、飼い主の気持ちを察して癒してくれるんですよね。

物語の中で、犬たちは可愛らしく、時には切なく悲しく。
（チャッピーのところでは号泣しました）
そしてハルトと奈々子とレイナの三角関係？的なドキドキ感や、ハルトが新作ラーメンのアイデアで家を救う話、塾のあれこれ。
そんな人間模様もまた、ぐっときました。

まだまだ、この子たちの物語を読みたいなあと思いました。
うらぴょんさま、ますますのご活躍を！

すきま時間に少しだけ書いた。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)