「くらしのおへそ」編集者・市田憲子さんのブログを時々読んでいる。
「本当に欲しいものってなんだろう?」という記事の中に、
「・・ほしいものがある、好きな人がいるということが、
すなわち、生きることなのではないか、とすら思う」
という引用があって、はっとした。
生活の中で欲しいものは、たとえば冬用ニットとか2台目のCO2モニター(画像)とか、
必要なものはささっと手に入れてきた。
で、今、欲しいものは? と問われると、生活必需品以外は、思いつかない。
好きな人は? 好きな家族や猫たちがいて、満足している。
焦がれるように欲しいもの、好きな人は、いな…… いた。
夕べも、その前の夜も、今ここにいて欲しいと焦がれた、リン。
これはきっと夫氏(←まだ慣れない)も一緒と思う。
最近の写真だと辛いので、2013年頃の写真を載せてみた。
暗闇の中で、「リン」と呼ぶと、にゃっと返事して、布団に入ってきてくれた。
もう来ないのはわかっているのに、「リン」と呼んでしまい、ああまたやったなと。
被毛のふわふわ柔らかな手触り。くたっと脱力して抱かれたときの温かさ。甘えるあのかわいい声。
触覚・温覚・聴覚が、五感が憶えている。
サビ猫がまた我が家に来てくれたら同じ感触なんだろうか、とか、
いらないことをつい、考えてしまう。
リンが召されて、9ヶ月が過ぎた。
いなくなっても恋しく思わせてくれるリンには、感謝しかない。
でもそんなとき、のそのそっとやってくる、この方。
一度だけ、布団に入ってくれた。
ずしっと重いし、毛は柔らかいけどふわふわじゃないし、温かいというより熱い男だけど。
ありがとね、ふう。
短いものを、いちおう書きあげた。
あとは音読して直していこう。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)