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帯状疱疹の治療(アメナリーフ)と予防

2018年04月06日 05時45分38秒 | 小児科
3/27夜、高い熱を出した。
翌朝、お腹のホッカイロの下が水疱になっていた。
やけどかと思って湿潤療法のテープを貼っていた。

翌々日、ふと思った。
「これ、帯状疱疹だ。やけどじゃない」
取りあえず手元にあったバルトレックスを内服して、帯状疱疹の新薬を処方した。



アメナリーフは昨年9月に発売された帯状疱疹のお薬。
適応疾患は、帯状疱疹のみ。
バルトレックスだと帯状疱疹には1日2錠3回を7日間。
アメナリーフは1日2錠1回で7日間。
これがよく効いた。

(以下、お見苦しい画像はスルーしてください)

内服を始めた時の、お腹の帯状疱疹(自力で多少治癒しかけているが)。



テープで覆われているが、結構痛々しい。
発疹全部が500円玉で隠れるほどの小さな病変部だが、
ヒリヒリ痛くて、お腹の筋肉痛のような痛みもあった。

7日間を飲み終える頃の病変部。



ほぼ治癒している(水疱で皮膚が剥離したところはピンク色で上皮化)。

16日目の病変部(2018.4.12追加)。



色素沈着が多少残っているだけ。

内服2日目には、痛みがほとんどなくなった。
今は皮膚がきれいに治るよう、テープを貼り続けているだけ。

母が50代の頃に、帯状疱疹で入院した。
退院後も、痛みでしばらく苦しんだ。
それを見ていたから、予防になるとの文献があったので、しばらく前に水痘の予防接種を受けていた。
今は普通に高齢者の帯状疱疹予防に、水痘ワクチンが推奨されているけれど。

ワクチンのおかげで、とても軽症で済んだ。
そしてアメナリーフのおかげで、治癒も早かった。

さらに、この3月、帯状疱疹に特化したワクチン、シングレックスが、
帯状疱疹予防の適応で国内製造販売が承認された。

シングレックス発売まではまだまだ時間がかかりそうだが、
水痘ワクチンでも軽症化することは確実。
帯状疱疹予防のため、水痘ワクチン接種をお勧めします。
(旦那様も接種したとのこと)

口直し画像。



三匹、仲良しです。

少し進めた。
今夜は夜間診療所当番。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
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