かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

テンシュテットのグスタフ・マーラー

2018-09-14 20:51:22 | 日記

生老病死・苦悩と愛・暴力と平和・神々と邪鬼・神話と森羅万象・孤独と騒擾、天国と地獄・怒涛と静寂、祈りと転生そのような言葉を想像させるようなドイツの音楽家グスタフ・マーラーの交響曲全集、テンシュテットがロンドン・フィルで録音した16枚、HMV通販で、何と送料こみで2106円だったので注文したものが、わずか2日間で石垣島の我が家に届く。

これまでのオイラだったら、モーツァルトやバッハなのであり、パンドラの箱を開けるような危険を冒してまで決してマーラーのCDなんか購入しようとは思わなかったが、現代世界、とりわけ日本のありよう=異常気象と核の汚染、とくに地震や津波、台風等々の昨今の天変地異を体験共有すると、もう、パンドラの箱は開けられたのであり、これからの人生は「希望」という二字を探す旅に出るに過ぎないのではないかとの気分に落ちているのであり、今の心理状況としては、マーラーの音楽が「一番、こころにしっくり来る」から2106円という誘惑に駆られたせいもあるが、購入した。

学生時代の40年以上前なら、LP1枚2200円が普通であり、16枚だったら4万円近くしてとても手が出なかったものが、いまや、失礼だが、「紙くず同然」に陳列されている。だが、ところが、封を開けて第5だけ聴いてみたが、口コミでは、ロンドンの技量、録音をぼろくそに言う人もいるが、テンシュテットのロンドン、音質も含め「素晴らしい」の一語。生きて興奮させうる音楽を奏でている。オイラには、名演なのだ。あと15枚に「希望」の二字。今夜、もう一枚だけ聴いてみようか・・・

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高野山・熊野古道縦横

2018-09-14 10:13:29 | 日記

BSで、こないだの朝、ピアニスト賀集裕子さんが奏でていた「フォーレ ノクターン№6」。この音楽を今一度聴きたくなってYOUTUBEをさまよっていると、ブラジル出身というフランスの女流ピアニスト、マグダ・タリアフェロという方の音源があったので、繰り返し聴きながら、

https://youtu.be/uLqhz0uPj-w

今や、休日となった金曜日の朝を迎えている。作品や音源との出会いも、旅の縁。

台風がそれてくれたので、明日は早朝から石垣島1周100kウルトラフリーウォーキングのコースを少し歩いてみようか。エントリーしているわけではないが、早朝5時に新栄公園をスタートすると言うことなので、7時前には家の近くを通り過ぎるのだろう。彼らより早くスタートするか。歩いてみるのもいいが、松本マラソンも迫っているので、走りを入れてはどうだろう。マップで検索すると最北部の平久保灯台まで約40k歩いて7時間のコースなので、5時ごろスタートして、走りを所々入れて5時間ぐらいで灯台に到着。少し戻ってくれば、あるいは早歩きのヒトに出会えるかもしれない。しかし、エントリーしていないと、すぐに折れて赤石食堂でお終いになるのだろう。ビールとソーキーそばなどを食し、14:00ころのバスで帰ってくるのだろう。(いまだ、昼は30度超えの世界であることに留意せよ)100キロのヒトビト、よくやるなあ、尊敬します。

Amazonに、山と高原地図「高野山・熊野古道」を追加注文。昔は、この山域の地図はシリーズになかったのだろうが、まだ開いてもいないのに素晴らしい予感がしてくる。高野山に登って、そこから「小辺路こへち」が熊野本宮大社に続いている。といっても標準で3泊4日のコース。今年の冬の旅では無理だが、向こう3年、早春か晩秋を見計らって、奈良、紀伊の山地を縦横に結んでいるか古道を歩いてみよう。まずは、来年新緑の大峰奥駈道を歩いてから。残り5つの古道。伊勢路、大辺路おおへち、中辺路(なかへち)、小辺路、そして紀伊路か・・・ 気が遠くなるが、歩かずにはおれん。

http://www3.pref.nara.jp/miryoku/aruku/1191.htm

それにしても、30年前に、和歌山県田辺市に2年間住んでいたことが、懐かしく思い出されるのだが、山よりも海に没頭して、熊野古道は、中辺路の半分(田辺から本宮まで)しか歩いていなかったことが悔やまれる。しょうがないのかな、そのときは、いまだ縁がなかったということで・・・。

 

「熊野古道写真」の画像検索結果 ライセンスフリーから

何一つ、田辺時代の写真が残っていないので、「ゆめまぼろし」のようだ。

 

 

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