言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

「中世の鰐口」連載のこと

2020年06月19日 | 日記

    

           淡島阿弥陀堂の鰐口写真

 人吉新聞への「鰐口」の連載は、今日は№16が掲載されました。連載予定の半分を過ぎましたが、今日の掲載分は、いまは見れない盗難にあったと思われる鰐口のことでした。山江に(淡島阿弥陀堂)があるのですが、いまは仏さまが2体祀られています。ここには昭和40年代頃までは鰐口があったのですが今はないのです。(言葉は悪いのですが)500年前にパクってきたものがパクられて無いのです。今日の新聞の本文では

『「水上村史」、「九州相良の寺院資料」にも記載されていたが、現在は行方がわからなくなっている鰐口である。お堂近くのNさんにお尋ねしたら、「何時頃かわからないが無くなってしまった」ということであった。盗難にあったものと思われる。この阿弥陀堂には2体の阿弥陀如来像が祀られている。この鰐口は「大悲観音御宝前」に奉納されたものであり、場所はわからないが他所からの移入だと思われる。
この他にも「水上村史」には湯前町古城の阿弥陀堂(明徳四年:1393年)と多良木町中原の福田寺観音堂(永正十三年:1516年)に戦前まであった鰐口が紹介されている。3口とも現在は見ることができないのが残念である。』

です。今日は記録的にはあったとされる3つの鰐口のことでした。残念なことに今は見ることはできませんが記録として残されていたのでその存在を知ることができるのです。そんな鰐口も紹介してみました。写真も「九州相良の寺院資料」にあったので転載しました。

 今日は人吉より北の方は大雨だったようです、午前中は少し降りましたが昼からは薄日もさしていました。

 今日の天気(