今日は資料館勤務でした。ずっと前に明治時代の新聞記事をワープロ化していると述べました。そのときは写真とは違った新聞記事の紹介でした。今日になってようやく写真の場所にたどりついたのでその紹介です。
九州日日新聞 明治32年11月23日の記事です。タイトルは「學校紀念會」です。いまは(記念)と表記するのでしょうが(祈念)と書かれてあります。全文を紹介してみます。
『球磨郡山江村山田尋常小學校にては去十八日新築第一周年の紀念式を執行せしが午前九時生徒父兄區長議員 村役場吏員他校教員等整列し校長より式辞を演べ且つ明治七年本校創立以来の沿革を述べ次に數氏の祝詞演説等ありて式を閉ぢそれより体操場に於て七拾餘程の生徒の遊戯ありしが生徒の勇壮活発にして爽快なると七百餘人の参観人をして嘆賞喝采せしめたり尤も一々優等生にはそれヽ石盤筆等の賞を與へたり』
です。この新聞記事から明治31年に校舎が新築されたことがわかります。また、優秀な子どもには(石盤筆)が与えられたようです。(石盤筆)とは如何なるものだったのでしょうか。いまのように全員一律ではなくて優秀な人だけ・・差をつけてもOKな時代の産物のようです。明治も日清戦争が終わって国威高揚な時代です、そんな時代のことを感じさせる出来事だったようです。
今日はほぼ雨でしたが温かい一日でした。おかげで朝もすんなりと起きられます。春は間近なようです。人吉でも葬式後の法事でクラスターが出たようです。田舎でも用心しないとクラスターです。
今日の天気(&)