今日は下薩摩瀬町の豊光院の釈迦如来像さんが還られました。ここのお堂は町内会館の隣に建てられていましたが水害のとき、戸(ドア)が壊れて、本体(本尊)は温泉町に、台座と光背は下林町に別々に流されていたのを見つかったものです。したがって別々に資料館に持ち込まれました。
金ぴかに(塗られすぎてしまった感のある)釈迦如来坐像です。台座に「薩摩瀬豊光院 寛政六年甲寅六月再興之者也 仏師安利 常忠 當役 渡邊健(伴)介 恒松安兵衛」の墨書銘が見られました。このお堂ははじめは16代藩主の母の牌所として原田に建てられ~その後、元禄11年(1698)の記録にも原田にあります、しかし、この墨書によると寛政6年(1794)には薩摩瀬に移っていることがわかります。
りっぱな如来さんです。下薩摩瀬から3人の方がお迎えに来られました。masudaくんにも来てもらって(義援金)の手渡しもしました。光背が壊れているので修復に使ってもらえるとありがたいです。
2例目のお還り仏像になりました。昼にはわが家に還られてホッとしておられるのではないでしょうか。一人一人(一体一体)と還っていかれる仏さまたちがあって嬉しい限りです。復興が進んでいるということですので、嬉しいことです。
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