
釣りネタではありませんが約1年前の2月頃に機械式手巻き腕時計
1950年代製の BREITLING をオーバーホールの為、職人の元に出しました。
通常、年代物の機械式腕時計は純正パーツのストック等はあるはずがなく
新品に交換が必要なパーツは専門の職人さんの手作りと言うのが相場です。
そして、精密機械であるが為に精度調整が大変難しく何度も何度も組み直しを
繰り返す破目になります。案の定、この時計もその繰り返しでした。
2月に預け、その夏ごろに一度組み上がってランニングテスト中の報告が
入ったのですがどうやら上手く作動していないらしく完成迄至りません。
他の職人が入れ替わり組み直し、またランニングテストを繰り返しOKが出たのは
晩秋の頃でした。
年末にやっと手元に届いたので装着して様子を窺っているとパワーリザーブ
したまま数時間で針が止まってしまう事を繰り返します。
また職人の元へ・・・
そして最近、遂に正常な機械として戻ってきました。
日差はプラス10秒位ですからこの手の年代の機械式手巻き腕時計としては
これ以上求めるものはありません。
オーバーホール費用は片手で済んでいますがビンテージ・ウォッチとして
店頭に並ぶと著名なビルダーが組んだバンブー・ロッドが軽く買えてしまう
値段が付いてしまうんですねぇ・・・
