“ 狙うは尺アマゴ一尾のみ ”
そう決意し、未だ6日に日付が変わる前に名古屋港を出発。
台風一過で川の流れは激変する。
「先日、ドリフト中の毛鈎を追った大型アマゴは未だあの場所に居るだろうか?」
今回襲来した台風12号は紀伊半島を中心に大雨による大洪水をもたらし
メチャクチャ暴れまくって去って行った。
飛騨は幸いな事に大した被害は無い様だ。
それにしても涼しい・・・
未明、飛騨入りすると外気温は13度。
流石に涼しいを通り過ぎ肌寒い・・・
放射冷却で名古屋港とは10度以上の気温差だ。
第二世代のメイフライは盛期に比べ少し小振りだ。
モーターホーム内ではダウンジャケットを着込んで就寝・・・
久々に汗を掻かずグッスリと眠れた。
陽が昇る前は12度。
一気に秋本番を体感した感じで快適そのものだ。
高水で圧しの強い流れが目の前・・・
狙うポイントは一か所・・・
あの流れの筋・・・
さあ、釣り開始だ。
定番タックルの6ft3inグラスショートロッドに今回はロングティペット&リーダー。
特にティペットは相当長めにセッティング。
ナチュラルカラーの EHC 102Y 11番。
数投、毛鈎の浮き加減をチェック後・・・
一発で男波に乗せ究極のドリフト・・・
呆気無く出た。
流れの勢いも手伝ってニジマスの50センチクラスとのやり取りの様に
ロッドが限界のベンディングカーブを描いて長い時間流れの芯から出て来なかった。
ネットに収まったアマゴ嬢は熟女化(オスだが・・・)した個体。
正に先日、毛鈎を見切った立派な体高のグラマーさんだった。
つづく。