誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

アオキ

2014-12-31 07:06:22 | 日記
アオキ;青木((ミスキ科)花言葉は、若く美しく。常緑低木の花。山地の木陰などに自生しているが、庭木に利用されることも多い。葉は対生、大型の長楕円形で厚く光沢がある。四月ごろ、あまり目立たない紫褐色の小型の四弁花が枝先に穂の様に集まって咲く。日本特産の植物である。幹から枝まで青くつるつるしているので、そのものずばりアオキの名がついた。学名ではラテン語Aucuba japnicathunbergである。属名には、日本のアオキのほか台湾、中国、ヒマラヤにも違っ多種類が自生しているが、属名からいっても日本が本家であることは間違いない。厚くて光沢のある大きな葉が対生して、年中いつでも見られるところが喜ばれている。雌雄異株で雌木と雄木とがある。春たけなはのころ、立ち上がって相寄ったいちだんと光沢のある新しい芽立ちの葉に守られるようにして、えび茶色、またときに緑色のちいさい花を円錐花序を作って開くが、花序は雄花の方が大きい。雌花には四個の花弁とそれにたがいちがいになって四個の花弁があり、その中央に一個の雌しべがある。しかしどちらも花が小さいので花木を見る花木ではない。アオキは観葉植物の一種とみるべきであろう。しかしながら秋になると、雌株には深い紅色に色づいた光沢のある楕円形の実が葉の間から見えるので、これが見どころであろう。実の色が白や黄色の品種もあるが、これらはただ珍しいというだけで、アオキの実の身上としてはやはり赤い方が喜ばれる。広い厚い葉は家畜の飼料、葉の汁を患部に外用す、ると解熱の効があるともいわれ内服もすることを聞いたが、現在では実際に使用されてはいないだろう。アオキは大寒性が強く、日本の庭だけでなく、同じく日本の特産のヤツデとともに欧米の庭でも栽培されて、日本のアオキのその儘で通っている。日本の人の姓に青木の、名が多いことをもってしても、アオキは日本人にとってもよほど馴染み深い植物に違いない。「姉の忌の青木は花をこぞりけり 大石悦子」「青木咲きしづかに妻の日曜日 大屋達冶」「弾まず来る縁談一つ花青木 宮脇眸白夜」「停年やみなくれなゐの青木の実 貞弘 衛」「青木の実紅をたがへず月日経る 柴田白葉女」「青木の実こぼれて土に還るのみ 瀧 春一」「磐口座は常足れる濡るる石青木の実 山田みづえ」「青木の実寡黙なるときわが血濃し 岡本 眸」「弓弦の響きかすかや青木の実 星野恒彦」「みささぎの木立かくれに青木の実 岡本紅村」。(幼き日 我家に ありし青木樹 雀の児らの 食みを見る ケイスケ)