誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

柚子

2013-12-23 08:40:21 | 日記

柚子(ミカン科)花言葉は、健康美。元禄八年(1695年)の虎屋の菓子絵図帳によりば,もち米を加工した寒梅粉に砂糖、細かく切った柚子、胡桃,干柿を入れ、押し固めた後、黄色いこなし生地でまわりを巻いたもの、抽象的意匠が、石川県輪島で見られる丸柚子餅の輪切りである。更に江戸時代,丸柚子餅,千代見餅と呼ばれていたようで、1761年古今名物御膳菓子図式には「千代見餅」とも云、柚子のあとさき薄切り、中の実を去り...」として、売られた古人の菓子考案者の意匠の発案者の發想は、現代にも通用している。「千代見草」が不老長寿を象徴する菊や松の異名と考えると、菓銘の「千代見餅」には、食べると長命を得られそうな響きが感じられる。和菓子や和食の歳時記には、素晴らしい日本の歴史がある。

 


ポインセチヤ

2013-12-22 06:13:48 | 日記

ポインセチヤ(シヨウジョウボク;トウダイクサ科)花言葉は、博愛、祝福。クリスマスを彩る植物として馴染みある花である。花のように真っ赤に色づく部分は苞葉とよばれ、花はあまり目立ないが、苞葉と呼ばれ,苞葉の中芯に集まつている。名前の由来は、メキシコ公使だったアメリカ人ポィンセットが発見したことによる。最近は、クリスマスに合わせて温室栽培され、花屋の店先は、この赤い鉢植えが所狭しと並んでいる。「ポインセチアその名を思ひ出せずゐる 辻田克己」「星の座の定まりポインセチアかな 奥坂まや」。今日は冬至。二十四節気の一つであり、しかも二十四節気全体の起点だった。この日、北半球では太陽は空のもつとも南よりを通り、南中高度はもっとも低い。その結果、昼は最短、夜は最長となる。冬の真ん中にあたるが、寒さが厳しくなるのは、この日を過ぎてから。「門前の小家もあそぶ冬至かな 凡 兆」「山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇忽」。冬至には、柚子を投じた風呂に入る。冬至湯。黄色く熟れた柚子が浮かぶ風呂は香り高く、見た目も美しい。柚子湯に入ると風邪を引かないという太古の昔から続く、この生命感の表れ。「冬至湯の煙りあがるや家の内 前田普羅」「柚子どもと衝突しつつ湯浴みせり 相生垣瓜人」「白々と女沈める柚子湯かな 日野草城」「湯あがりの柚子の香の娘その母も 岩井英雅」。( 今宵こそ 庭で採し柚子の 湯浴みかな ケイスケ)


ケヤキ

2013-12-21 06:36:45 | 日記

ケヤキ;欅(ニレ科)花言葉は、重厚。蔦枯れて壁に音する嵐かな 軒 秋」「日曜や匂ふばかりに枯木の秀 楠本憲吉」「寒林を来てかなしみのいつかなし 三橋鷹女;蔦枯れて一身がんじがらみなる 三橋鷹女」「橋かけてさびしさ通う枯木山 岡本 眸」「大空に伸び傾ける冬木かな 高浜虚子」「裸木の誰もが触れたがるところ 藤本美和子」。花言葉に欅を選らばれている理由が不明。この様な大木を何故選んだのだろうか?「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠として滴るが如く、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し 中国北宋の画家郭煕絵譜の文言」。 山眠る大和の国に来て泊る 山口青邨。(欅並木 枯葉をしきて 日短 ケイスケ)


 


アロエ

2013-12-20 08:29:12 | 日記

アロエ;ユリ科;花言葉は、復活。「アロエ」アラビヤ語で、「苦い」という意味。原産地は南アフリカ。日本では、1~2m原産地では、3~4m前後になるという。花期は2月。花色は、朱赤。様々な健康効果があり、クレオパトラも、アロエエキスを美容の為に使つていたと、言われている。成長すると茎は木質化する。日本では、1~2m伸びると言われているが、私は、30cm前後の鉢植えしか見た事がない。温度差があるからか?今朝も寒い天気予報では、初雪が見られかも?とのことだったが、小雨。関西や山陰~九州地方は雪、今年は、本州全体が、異常気象であった。(短日の 山眠る如 日短 ケイスケ)


シクラメン

2013-12-19 09:51:09 | 日記

シクラメン(サクラソウ科;篝火草)球根植物。花言葉は、理解;内気なはにかみ。ペルシャ、コーカサス地方を原産地とする。ハート形の厚い肉質の葉が球根から群がり生え、その間から出る花茎に、蝶形に反った大きな花を一輪下向きにつける。葉の面に白い斑があるが、裏は紅紫色でる。花は白、紅、ピンク色、八重咲きなどがあり、鉢植えとして温室促成栽培され、最近では新年用の花として人気が出ている。花の形から「篝火草」の別名もある。「シクラメン花のうれひを葉にわかち 久保田万太郎」「シクラメン虚飾の言葉風に乗る 鷲谷七菜子」「シクラメン翻り咲き吾子歩む 岡田貞雄」「シクラメン蕾を伏せし深紅かな 村田 脩」「シクラメン人を恋ふ夜の眉蒼し 鈴木真砂女」「夜の市のこる寒さにシクラメン 鈴木 元」「恋文は短きがよしシクラメン 成瀬桜桃子」。(シクラメン 抱き來し乙女 今は虚し ケイスケ)


シクラメン

2013-12-19 09:51:09 | 日記

シクラメン(サクラソウ科;篝火草)球根植物。花言葉は、理解;内気なはにかみ。ペルシャ、コーカサス地方を原産地とする。ハート形の厚い肉質の葉が球根から群がり生え、その間から出る花茎に、蝶形に反った大きな花を一輪下向きにつける。葉の面に白い斑があるが、裏は紅紫色でる。花は白、紅、ピンク色、八重咲きなどがあり、鉢植えとして温室促成栽培され、最近では新年用の花として人気が出ている。花の形から「篝火草」の別名もある。「シクラメン花のうれひを葉にわかち 久保田万太郎」「シクラメン虚飾の言葉風に乗る 鷲谷七菜子」「シクラメン翻り咲き吾子歩む 岡田貞雄」「シクラメン蕾を伏せし深紅かな 村田 脩」「シクラメン人を恋ふ夜の眉蒼し 鈴木真砂女」「夜の市のこる寒さにシクラメン 鈴木 元」「恋文は短きがよしシクラメン 成瀬桜桃子」。(シクラメン 抱き來し乙女 今は虚し ケイスケ)


二葉葵

2013-12-18 07:44:48 | 日記

二葉葵(ウマノスズクサ科)花言葉は、細やかな愛情。山地の林の中などに生える。根茎は地上を這って伸び、先端に葉を二枚対生してつけるが、これが「二葉葵」の由来である。葉は円形で基部がハート形にくびれる。葉は薄く、冬は落葉する。4~5月、葉柄の基部に花を一個下向きにつける。紫褐色で、径1.5cm、萼は筒型で、先が三裂する。葵は夏の雷除けになるとされ、京都賀茂神社の葵祭りに使われるので「賀茂葵」ともいう。徳川家の三葉葵の家紋は本種の葉を組み合せたものである。「地に落ちし葵踏みゆく祭りかな 正岡子規」「地を這ひし二葉葵のものがたり 伊澤玉子」。(這えそむる二葉の蔓は盤石なり ケイスケ)


枇杷

2013-12-17 08:47:29 | 日記

枇杷(バラ科)花言葉は、温和;秘かな自由.常緑高木。温暖な土地に適している。葉は長い楕円形で厚く堅く、裏面は褐色の毛が蜜生している。花は11月ごろ咲き、小さな青い実が冬を越す。6月ごろ実は熟して、淡いオレンジ色となる。表面に薄いうぶ毛があり、うるんだ色に見える。果実を割ると光沢のある茶色の大きな種子が、2,3個抱き合うように入っている。自生のものは形も小さく果肉も薄いが、栽培品種の中では、長崎県の茂木枇杷、千葉県の田中枇杷、四国の楠枇杷が優れている。枇杷の木は、海に面した丘陵などに多く植えられているから、青い空や海を背景にして、枇杷をもぐ情景は、初夏の明るい風物詩である。「柔らかき紙につつまれ枇杷のあり 篠原 梵」「枇杷の実に日の照りかげり風の中 森 澄雄」「灯や明し独り湯後の枇杷剥けば 石塚友二」「山の枇杷熟れぬ鴉に知れぬよう 殿村莬絲子」「船室の明るきに枇杷の種こぼす 横山白虹」。(枇杷、熟れて 鴉を払う 網長し ケイスケ) 


カンギク

2013-12-16 08:21:24 | 日記

カンギク;寒菊;(キク科)花言葉は、繊細;けなげな姿。秋に開花期間を迎えるふつうの菊に対して、年末ごろの遅咲き種をカンギクと称す。秋咲き種は5~6月にさして栽培をスタートするが、寒菊は、挿し芽が7~8月頃で、控えめな花がほとんどで、色も黄色か白です。とはいえ、真冬の冷気のなか、凛とした姿の寒菊は、格別の趣がある。この日12月16日生まれの人は、理性派、感覚派と分ければ、感覚派。冷静に物事を判断するより、フィ―リングでぱっと決めてしまうタイプで、感覚はかなり鋭いほうで、あまり失敗することはないようだ。「寒菊や粉糠のかゝる白の端 芭 蕉」「寒菊や日の照る村の月ほとり 蕪 村」「吾にかへり見直す隅に寒菊赤し 中村汀女」「寒菊や母のようなる見舞妻 石田波郷」「水の音して寒菊の壊れけり 本田博子」。今朝話4時に暖房を自動停止処置していたので5時に床を抜け出したが、冷気厳しく、着替えに手間どり、往生した。今夜からは22時から5時に変更しよう。寝る前の入浴は23時半とし、就寝時間は23時半、ベツト入りは零時とする。(寒菊の 白賑わいて 寒きびし ケイスケ)


千両

2013-12-15 08:16:43 | 日記

千両(センリョウ科)花言葉は、富、可憐。暖地の林内に生える常緑低木で、夏、枝先に黄緑色の小花が群がり咲いたものが、冬に入ると小球果として赤熟する。緑の葉との対象が鮮やかなので、鉢植えや生け花の材料として好まれる。「千両の実をこぼしたる青畳 今井つる女」「平日にして千両の啄ばまれ 木内彰志」「いくたび病みいくたび癒えき実千両 石田波郷」「山より日ほとばしりきぬ実千両 永田耕一郎」「いにしへを知る石ひとつ実千両 伊藤敬子」。(実千両 冬空青く 実は赤し ケイスケ)