川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

田牛(とうじ)から盥(たらい)岬へ

2009-01-28 22:03:10 | 出会いの旅
 今夕無事帰ってきました。歩き回ったり、よく寝たりで体調は頗(すこぶ)る順調です。

 25日(日)快晴
 西武新宿線・小田急(ロマンスカー)・JR・伊豆急と乗り継いで3時過ぎには伊豆高原の保養所着。

 26日(月)晴
 レンタカーで下田の南部の田牛という漁港に連れて行って貰う。正午近く、ちょうど漁師さんたちが海老網漁に出港するところだった。3人が一艘の船に乗り、目前の海にでかける。一人が3カ所に仕掛ける。明朝引き揚げに行くという。共同で作業するところが面白い。投網は順番で行うが翌日は収穫が少なかった人から行い漁獲が平均的になるように工夫している。
 サザエも結構この網にかかる。あの貝をしょったままサザエは水中を泳いでいるうちに網にかかるという。泳いでいる様子を見てみたいものだ。
 港の山側に網の補修などをする作業小屋がずらっと並んでいる。朝は早くから集まってきて作業を始める。中央にたき火用のドラム缶が鎮座していた。ここでは漁は孤独な仕事ではなく共同体のにぎわいが残っているようだ。サラリーマンだという人が一人作業小屋に残っていていろいろと話をしてくれる。休み時間に網の手入れを手伝いにきたらしい。
 
 盥岬への道を教えて貰う。集落の中程から細い道が通じており、終点に駐車場がある。ここからは1Kmくらいの快適な遊歩道が続いている。途中に椿苑があるが花にはまだ遠い。
 昨年、反対側の弓ヶ浜から歩いてきたとき、田牛への道があることを知った。そのときからここを歩くのを楽しみにしてきた。岬端は風があったがウマメガシの林の影にあるベンチに座って昼食とする。遠くに新島・神津島などが見える。人影はどこにもなく地上の楽園である。

 http://www.nousagi.net/03/0926tarai/index.htm

 帰りに田牛の村はずれに竜宮窟(りゅうぐうくつ)入り口という鳥居のような看板が立っていたので降りて行ってみた。そこは実に不思議な空間だった。写真をごらんになってください。

 http://www2.shimoda-city.info/shimoda/FMPro?-db=shimoda_kan1.fp5&-lay=web&-format=page_look2.html&NO=204&-find

 波打ち際まで行ってみると外洋に開いた窓の遠くに甘食パン型の利島の島影がくっきり。

 皆さんが田牛を訪ねることがあったら、ここに寄ることをおすすめします。案内板も地味で通り過ぎそうです。大自然の技にただただ驚くばかりです。

 27日(火)晴
 城ヶ崎海岸を歩く。寒桜が満開の海洋公園を10時過ぎに出発、蓮着寺をへてゆっくりゆっくり八幡野港方面へ歩く。元気な頃には何度も歩いているが手術後歩き通すのは初めて。こんどもリスがタブの木をはい回り表皮をかじっているのを何度も目撃した。「てんまじり」というところで昼食。道からやや海に出た岩の間がちょっとした空間になっていて快適な居心地。
 橋立の吊り橋の手前から川沿いに伊豆高原駅に帰る。2時半頃。5Kあまりを歩いたことになる。

 28日(水)曇
 東海道線で二宮で下りて、駅前の吾妻山公園の菜の花を見る。

  http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/kyouiku/kouen/azumayama/nanohanajhoho.html

 急な階段の道を何とか登ることが出来た。5月には北信濃の菜の花畑にきいちごの皆さんを案内する予定だ。そのときが楽しみだ。
 茅ヶ崎から相模線で橋本へ。橋本から横浜線で八王子、ここで30分待って八高線で高麗川。川越線に乗り換えて家に着いたのは5時半。このルートに一度は乗ってみたかった。