ナイフの使い方

最近はプルトップの缶詰が多いので、あま

りやらなくなったけど、ナイフでスチール

缶詰開けたりするのは当たり前の事です。

トンと突き立てる。

テコ原理を使ってサクサク切って行く。




使い方次第でサクサク切れます。






やがて、アメリカの古いアニメのポパイ

に出てくるほうれん草缶のように開く。

また、野外現場では、アルミ缶をシャーッ

と切断して灰皿を現場で作ったり、

同じくアルミ缶を真っ二つに切断して、

蚊取り線香立てにしたりとかもします。

野営現場ではごく普通のことです。

ナイフなのだから、どんなことにも使う。

刃が傷んだら、現場でタッチアップする。

繊細な切り味を付与させるのは家に帰って

からの本研ぎでやって、野営地ではそこ

そこの切れ味が復活するタッチアップに

とどめる。革砥は必要だけど。

スチール缶はブリキとはいえスチールなの

で、つまりナイフで斬鉄させる訳です。

そういうことにごく普通にナイフは用い

る。

ナイフでは何でも切りますが、食材を切る

際には衛生面に気をつけて、きちんと消毒

滅菌してから使います。

私の場合は、基本的には食材は食材用の

ナイフを使うのですが、汎用ナイフを使用

する場合には、入念に洗浄してから消毒し

ます。

理由は、野外では、一番の危険は自然の

脅威であり、感染症だからです。

ブレードが汚れまくったまま何か食べ物

を切るなどというのはあり得ない。

匹夫の勇は勇に非ず。

自然の猛威と感染症を舐めてると死にます

よ。簡単に。野外では。会敵戦闘の銃撃戦

よりも死亡率が高い。

あと、私はナイフの切れ味テストで体毛

を剃ることはしません。

いくらブレードを消毒したとしても、体毛

切った刃物で食材を切った料理、食べたい

と思います？

あれね、いい気分で本人たちは切れ味自慢

でやってるのでしょうが、陰毛ジョリジョ

リ剃ってどうだ？とやってるのと同じなん

ですよ。

髭剃りのカミソリで切ったケーキを食べ

たいと思います？

「いえ、洗ってますから」とか言われて

も。

よく多くの人がやるナイフの切れ味試し

での体毛剃りは、私個人は一切やりませ

ん。

ナイフは使う物。

道具です。何でも切る。

でも、使い方の中にも、私は自分自身の

線引きをしています。あくまで私は。

そして、絶対に刃物は股がない。

自在にハード扱う事と、ぞんざいに扱う

事は別物であると私は思っています。

どれだけ減らすか 〜野外行の装備〜

 

 

装備重量10.4kg。

あり過ぎだ。

フライパンもポンチョもテント
もシュラフも入っていないで
これだ。

ど素人のように重量があり過ぎ
だ。

大幅に減らす事が可能であるし、
必要だ。

 

これと、

これだけにする事で、8kg以上
減らせる。

クッカーさえも要らない。

陸自2型戦闘飯盒のフタがフライ
パンになり、中蓋は皿になる。


トライポッドさえ要らない。

これは四輪車での集団キャンプ
用とする。

トラボーン用。

トラボでトラポ、なんちて。
ちゃんちゃん。てなもんだ。

バックアップとしてこれは必携
とする。


化学燃料ではなく、焚き木での
効率が極めて高いのがこのエス
ビットストーブ。

三角ストーブよりもよく燃え、
よく加熱する。酸素供給量の問
題だろう。


極めて美味い飯が炊ける。


テントは要るが、コットは要ら
ない。

救急キットは要るが、ベッドは
要らない。

雨具はじめ体温低下防止装備は
要るが、マットもブランケット
も要らない。

 

ナイフにしても、ヘヴィな使用
に耐えるタフネスなこれと、

このような中型ナイフの2丁が
あれば充分だ。

あとは水筒だ。これは絶対に
必要。

 

たとえ二輪での旅行きだろう
と、車両を下車したら、基本
的には担ぎでも越境踏破が
できるような装備にする。

超軽量なライトインファント
リーの装備のキモを外さない
ように絞り込む。

空挺降下部隊とライトインファ
ントリーの装備は非常に近い。
歴史から学べ、だ。

 

実物1958年製英軍空挺スモック
と実物ベルギー軍空挺パンツ。

実物空挺スモックというのは恐
ろしいもので、完全防風構造の
ため、真冬でも平地ならばスモ
ックの下にTシャツだけでも寒
くない。降下の際の風圧を完全
に防ぐ素材と構造になっている。

空挺パンツは厚手のデニムと
いうか帆布のような生地だ。

空挺装備の軽量さを参考に
するといっても、バイクは
はウエルバイクではなく、

カワサキだ（笑）。

 

カプセルで空挺降下させて降下
地点の現場で使用された英軍
のウエルバイク。

これくらいしっかりしたバイク
ならば、ウエルバイクよりも働
いた事だろう。

声かけられたので、近所でほん
のちょいと顔合わせのつもりが、
乗り屋仲間に付いて行ったら、
着の身着のままで一泊野営と

なった時の図。テントは無い
ので、この日は夜露だけ凌ぐ
場所にてゴロンとこのままの
服装で野宿した。

外走りに行くつもりではなかっ
たので、コマンドベストも着て
いない。普段着の実物陸自の
簡易作業ジャンパーのみ。

今後は、野営の旅行きには、
バイクはこのカワサキに装備を
搭載して行く。ウエルバイク
ではなく。

クッカーセット 〜スノーピーク〜

あのー・・・。

どうしてスノーピークの2008年モデルの

これ、こんなに高いの？

一番安い店舗の物でも今18,000円位する。

これ、私のと全くそのまんま全てが同じ

セットなのだけど。年式も型番も。

金額のケタが一桁違うんですけどお。

12年間で金額が跳ね上がったとかいう事

はないよね？

うちの二輪倶楽部のメンバーには森林人

がいて、鹿撃人でもあるのだけど、野外

活動の達人だ。

その彼も私と全く同じこのクッカーセット

を使っている。

多分、彼も今のこの金額見たら笑って

しまうのでは？

何度も各サイトを見た。間違いなくこの

価格帯になってる。

どうしてなのでしょうか。

アウトドアナイフの意味

 

 

最近の「ブーム」では明らか
に見誤っている風潮が蔓延し
ている。

それは、「ブッシュクラフト」
というとナイフのバトニング
で薪を割り、ナイフでフェザー
を作り、メタルファイアで点火

させることが「ブッシュクラフ
ト」だと勘違いしている人たち
が大発生している点が一つ。

もう一つは、アウトドアナイフ
とは、その作業のみのために
あるかのような大きな勘違い
をしている点が一つ。

 

薪割りは本来斧や鉈でやるもの
だ。

ナイフでのバトニング薪割りは、
それは緊急事態等の特殊使用の
一つの方法にしか過ぎない。

ウッドフェザー作りも、数ある
火口利用の中の一つの方法で
しかない。

 

あくまで方法なのだ。

それをあたかも、ナイフで薪割
りをしてフェザーを作ること
こそが本道であるかのような
大きな勘違いをしている人たち
が雨後の筍のように増えている。

この不見識。

 

そもそも、薪割り火熾しがブッ
シュクラフトではない。

ブッシュクラフトは、その名の
通り、野外での活動のために物
を現場でクラフトして設営を
こなすことだ。

ストーブを持って行って、そこ
でラーメン作って単に食うのは
ブッシュクラフトなどではない
し、薪割りバトニングがブッシュ

クラフトでもない。

 

こうした現今蔓延する大きな勘
違いの見誤りについては、2016
年頃から本物の野外活動をする
森人たちから警鐘が発せられ

ていた。

しかし、悪貨は良貨を駆逐する。

本末転倒の紛い物がさも本物で
あるかのように大手を振って
大跋扈するのは世の常なのだが、
遊興的なキャンプブームとや
らの到来で、ブッシュクラ
フトの世界でもニセモノが
大繁盛するようになってし
まった。

 

フェザーを作ることはクラフト
ではない。

それは焚き木に風を吹きかけ
るのと同じ「作業」の域を超
えない。フェザー作りなどは
テント設営でロープを引っぱ
るのと同じなのだ。

ロープを引いたり結んだりする
ことをブッシュクラフトとは呼
ばない。

クラフトワークで物を作り、
それを使って森の中で野営する
ことと、単なる作業は全く別物
である。次元が別物。

目的と手段を逆転させる本
末転倒の根底を揺るがす大
きな勘違いが、「流行」や

「ブーム」によってねつ造
されて来ている。

ゴルフのスイング練習をする
だけで「私はゴルフをやる人
間です」と言うようなもので、
完璧にオカシイことなのだ。

 

その流れの中で、ナイフのマイ
クロベベルを無くしてしまう
ことが無思慮に蔓延してきて
いる。

洞察も考察も薄くて低過ぎて、
話にならない。

 

大衆の迷走の原因は、全て
YouTubeにある。

不確かでテケトンなデタラメ
を発信している者が人気を集
めると、それがあたかも正し
い事をやっているかのような
大衆真理となり、集団妄信を
引き起こす。

動画サイトの再生回数はそれ
が正義でもないし、まっとう
な内容放送であるのかどう
かとは関係がない。

「人気動画＝正しい」とする
大衆心理はとても危険な思想だ。

 

事実、日本刀での試斬におい
ても、ナイフのバトニング流
行にしても、全く本物系の動
画よりも紛い物系のほうが再
生回数が多かったりすること
が多い。

動画は作り方次第でどうにで
も人気を取ることはできる。

目的は広報ではなく、金儲け
だから、金儲けの金言を踏襲
すれば再生回数は上がるし、
その広告料で生活することさ
えも可だ。

 

しかし、なんと嘘ものの多い
事よ。

特に、技術、スキル系では
デタラメさんいらっしゃい、
のような動画ばかりが蔓延っ
ている。

研ぎが出来ないくせに研ぎの
解説をしたり、まだ未使用の
ギアについて高評価をしてみ
たり、観るほうも少し考えれ
ばそれがどれほどのものか分
かりそうなものだが、世の中
それを見抜かぬ人が非常に多

い。

バイクのヤキトリ硬直ガチガ
チ載り蔓延と同じ現象があち
こちの分野で日本では今
発生している。異様な事態
だ。

なんでなんでしょうね。

日本人は、あまりものを深く
掘り下げて考えることは嫌い
で、思考停止が好きなのかも。
特にここ20年程の時代。浅い。

 

刃物系と乗り物系は、ニセの
やり方を本物とかまっとうな
ものと誤認して盲信すると極
めて危険なので、きちんと
本当の事はどうなのかを落
ち着いて冷静に見てほしい
と思います。

 

ナイフってね、薪割りの為に
あるのではないのよね。

謎のナイフ ALTEMA ファルコン1

製造者販売者が詳細不明の謎のナイフ。

福岡県飯塚市の住所の業者が製造して

大阪駅前のインテリジェントビルの中

の住所の業者が販売と発表されている

が、私の調査では両者とも現地に実体

は存在しない。

まるでCIAが反共傭兵部隊に秘密裏に

渡したFAL小銃のような怪しげな謎に

包まれたナイフである。

(現在、完売)

その名もファルコン1。

明らかにバークリバーのブラボー1を意識

している名称だ。


このナイフ、ハンドルがバークリバーの

ブラボー1より1センチだけ短くしてある

のみで、あとはほぼバークリバーの設計

要式を踏襲している。

使える。

肉厚5ミリ。どハマグリ刃。

鋼材は信頼の440Cだ。

ヨンヨンマルシーと読む。

HRcは59もあれば十分だ。


マイクロベベルは私が全域付け直した。

ソリ(フクラ)からポイント(切先)の形状

も私が成形した。Rがガタガタだったの

で、曲線率に歪みなき状態にした。


細かい作業もこなすし、重みがあるので

丸太チョッピング切断もできる。

出所不明の謎のナイフなのだが、極めて

実用的信頼性が高い。ますます謎。

このナイフは何のために世に出されたの

か。

これだけの精度と出来のナイフがたった

4000円台という廉価で、高級化粧箱に

入れられて。

とにかく使える。

日本刀の世界での「郷と化物は見たことが

ない」という言い回しがあるが、化物のよ

うなナイフだ。

実像は同田貫のようなナイフ。

深夜の焚き火

 

夜。

俄かに焚き火で湯沸かししたくなった。

蒲鉾板をナイフで割って火を熾した。

火口はねじり新聞紙を使った。


プレファイア。


着火した。


完全着火。


沸いて来た。
クッカーは長年愛用の年季物。
スノーピークのパーソナルクッカーセット
の小鍋だ。お玉まで付いてる便利な奴。


ガスコンロがいかに便利な物か。

しかし、戦後昭和までは、全国的に焚き木

で家庭料理を作っていた。


グツグツ。

水はアルカリイオン水だ。


コーヒーはインスタントだけどなー。


匙は一応ナイフで作った自作スプーン。

う〜ん。

うまい！

インスタントだけどな〜。

 

この状態から風を送ればまた燃え上がる。

こうした物は消し炭となり、熾火に使え

る。ただし、針葉樹はダメ。熾火は紅葉樹

でないと火持ちしない。


野外ならば、まだ使える状態。

用途はある。濾過にも使える。

しかし、これは、水を掛けて燃えるゴミ

で出す。

クッカーの焦げ具合、たまらんねー。

ガスコンロではまずこうならない。

これをまたピカピカに綺麗に磨き洗う。

あー、楽しい（笑）。

使ったナイフはこれ。

謎のナイフ、ALTEMA ファルコンワン。

肉厚5ミリの重い奴。なかなか良い。

思うところあって、2杯目はショップ

ブレンドを淹れてみる。

一気に注がない。蒸らしながら。


こんなもんか。


なんだこれ。

香りから味から全然別もんじゃねえか！

てか、当たり前なんすけどね。さーせん。

珈琲屋さんのコーヒーうまいす。