渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『サボタージュ』のラストシーン

2021年01月12日 | open



映画『サボタージュ』(2014)のラスト
シーンは何とも西部劇だった。
しかし、超絶ウルトラ駄作のセガールの
『沈黙の
アフガン』(2016)に比べて、
この出来
映えの良さはどうだ。

物語は進む中で二転三転して謎が深まる
が、すべての謎はラストに明らかになる。
この映画、流血シーンがあまりにも多出

するのと、着弾と刃物での損傷、交通
事故での人体グチャグチャ状態がリアル
に描かれ過ぎているのでR15指定なのだ
ろう。
まるでスプラッター映画のように、血が
飛び、肉塊がえぐれまくり、頭蓋骨が
吹っ飛び、人体が物体
になる様がこれ
でもかという程に出て
くる。殺害されて
湖に沈められた腐乱死体もリアルだ。

デートなどでは間違っても観に行けない
映画だろう。
「シュワちゃんの新作だ~」などと、

2014年当時に劇場に観に行ったカップル
はウゲゲのゲーッとなったのではなか
ろうか。
ポテチー食いながら観る映画ではない。
全身が赤黒くなった皮膚の無い死体の
横でレーション食ってた者とかは何
ともないだろうが。


あぶ玉

2021年01月12日 | open


うちは、かみさんがかみさんの母君から
受け継いだオリジナル料理がある。
通常「あぶ玉」。
めちゃくちゃうまい。

ナイフで切るとこんな感じ。


これはゆで卵を入れるのではなく、手で
チマチマと開いた油揚げに生卵を入れる。
そして、出汁と醤油で煮るのだ。
砂糖は一切使わない。
なのにとても甘い。

これ、教えて貰って身につけて、アウト
ドアで作ってみたい。
おらの料理の定番としたい。
できるかなあ。やった事ないけど。
まあ、努力すれば、ぼちぼち出来も上が
って行く事だろう。

フォアローゼズ

2021年01月12日 | open
 

 
頂き物のアードベッグが空いたので、
フォアローゼズを飲む。
裏書きにある眠たくなるようなメルヘン
ちゃんとポエム君の恋愛譚などはどうで
もいい。すんげくっだらねえ。
これは安くてうまいから飲む。
アードベッグを連続で毎日ずっと飲みたい
が、1本9000円近くするのでままならな
い。
フォアローゼズは安くてうまいバーボン
だ。
だからいい。
スコッチで激安でうまいのはホワイトホー
スかと思う。スーパーで1ボトル800円台。
コンビニで1,000円程。
 
安くて最高に美味いバーボンは、JTSブラ
ウンだった。
あれは10年でなくとも、8年でも6年でも
うまかった。
ヒルズが落雷で焼けて、やがて終売とな
った。西部開拓時代から愛されたケンタッ
キー・バーボンの王がこの世から消えた。
天災の馬鹿野郎!と言うしかない。
 
2001年の芸予地震で、三原の蔵元が罹災
した。
やはり、ヘブンヒルズ醸造所と同じく、
しばらく頑張って製造をしてみたが、残念
ながら、後のヘブンのJTSと同じく
立ち行
なくなり、廃業した。
これにより、「黒田節」で歌われた
母里
太兵衛(ぼりたへえ。直系子孫の
証言によ
り、「もり」ではなく「ぼり」
と読む事が
判明している)が福島正則から
日本一の名槍「日本号」を酒を飲み
干して奪い取った時
の、その酒を作っ
た酒造が歴史から消滅し
た。
その作り酒屋は、三原城下西町に蔵を構え
る献上酒の酒造であり、御一新後には、
「旭菊水」という銘柄で人気を博した。
その旭菊水で使われる樽を作っていた樽屋
の子孫のバイク乗りと今私は懇意にして
いる。酒樽製造の工作場の跡地も生まれて
初めて見学させて貰った。壁は全て土壁
造りだ。
三原から旭菊水が消えた事よりも、日本の
歴史から黒田節のその酒が消えた事がとて
も悲しい。
 
私はウイスキーが一番好きだが、日本酒も
好きだ。
第一、酒を作る人たちを尊敬している。
酒だけでなく、家や橋や道路や建物など、
モノを作る人たちに敬意を抱いている。
破壊ではなく、建設をする人に敬意を抱
く。
料理人も然りだ。
料理などは、人に笑顔をもたらして幸せ
を運ぶモノであるので、それを作り出す
人には言い知れない敬意を持つ。
「満腹になる為に食うのではない。戦闘力
を維持するために食うのだ」なんてのは、
人としてはナンセンスだし、本音のとこ
ではまっぴらゴメンだ。
山で捕まえたヘビでも口で割いて食って
ろや、とか本気で思う。
人間性を失わせるのが兵士の一歩である
ので、まず、食に対する幸せ感を奪う事
が訓練にも執り入れられているのだろう。
兵士ではない自衛官であっても、除隊後も
人間性として完全なる欠陥人間となって
いる例を嫌という程見ているが、元兵士
などはもっと人間的にはダメになって
る。
それは、PTSDなどとは別に、人殺しする
事など何とも思わなくなる事に症状が現れ
る。
戦争は人を人ではなくさせるのだ。
劇画『ケンタウロスの伝説』のアーサー・
クレイトン伍長も、また現実世界の日本の
連合赤軍兵士たちも、まだ「人」で
あった
んだよ。兵士にはなりきって
はいなかっ
た。例え人殺しをしていて
も。
『野火』を書いた大岡昇平も、「白豚」
や「黒豚」や「猿」を焼いて食う事に
としての境界線を自覚した事により
まだ
人間としての渡ってはいけない
河を渡ってはいなかった。
 
取り敢えず、飲め。
飲んで忘れろ。
それは逃避だけどな。
人殺しを何とも思わなくなるよりはいい。
食に幸あれ。人に幸あれ。酒に幸あり、
だ。
友よ、貴様も飲め。俺も飲む。

刃物の形状から来る感想

2021年01月12日 | open


アウトドアに通じた二輪乗りの男が友人
にいる。
しかし、どうもこれまでの「ブッシュ
クラフトナイフ」にはピンと来なかった
らしい。

ある時、私もその友人も、発売された
ばかりのユニフレームのUFブッシュクラ
フトナイフを購入した。
人気爆発で在庫切れになる前にかろうじ
てタッチセーフで入手できた。

私が各種ナイフとの比較試験での様々な
切り試しをした結果内容を仲間内にのみ
開示した。
その時、彼は自分の中でどうもスッキリ
しなかったものがハッキリしたようだ。
それは、ナイフが持つ「刺突性」だ。
これまでのブッシュクラフトナイフと称
されたナイフは、フクラ部分が丸過ぎて
切先(鋒ではなく先の尖りポイント)の
刺突性が著しく低かったのだ。
例えば、肉に刀身を刺した場合、スーッと
抵抗なく鍔元まで突き通す日本刀のよう
に、ナイフであっても刺突した際には、
抵抗なく突き抜けるような性能を彼は求め
ていたのだ。
刃物としてのナイフに求める要件として、
彼が求めるその刺突性は私も全く同じ感を
持っている。

ブッシュクラフトナイフ、あるいはその
用途で作られたナイフは、まるでハンティ
ングで皮剥ぎをするスキナーのようにフク
ラが丸く、ポイントが鋭くない作りとなっ
ているものばかりだった。
スキニングするのにポイントで皮を傷つけ
ないためだ。
ブッシュクラフトナイフと呼ばれた物は、
ハンターナイフから派生しているので、
ポイントがドロップポイントになっていた
り、切先が鋭くない物が多い。
一方、北欧ナイフは、ブッシュクラフト
ナイフとしてではなく、「北欧ナイフを
使って野外生活活動するのがブッシュクラ
フト」という本筋のものなので、発想が
逆なのだ。
しかし、その北欧の発想こそが、本来の
ブッシュクラフトとしての活動に有利に
働くナイフ作りの発想でもある。
槍やスパイクのようなブレード全体での
尖りは不必要だが、切先が刺さらない事
には工作もできない。

刃物の発達史としては、刃物は用途に応
じて形状が絞り込まれて専用刃物として
分化して来た。
しかし、これまでのブッシュクラフト
ナイフとして喧伝されてきたアメリカン
ナイフは、ハンターナイフの派生ゆえか、
刺突性において北欧ナイフに比べて著し
く劣っていたのが事実なのだ。

国産初のブッシュクラフトナイフである
UFブッシュクラフトナイフは、フルタン
グ構造で、かつドロップポイントながら
そのあたりの刺突性もクリアしている。
木の切り株や蒲鉾板に同じ力で刺してみ
ると即座に判る。
他のナイフとの違いが。

あくまでこれは個人的な好みの問題だが、
汎用ナイフでありながら刺突性がオミット
されたナイフは、欠缺とまでは言わない
が、ある要素において弱点を持っていると
指摘することは間違いではないだろう。

UFブッシュクラフトナイフ。
金額ではない。
現在、国産ナイフでは、総合力ではダン
トツの野営適応条件を備えたナイフだ。
こういうナイフを野営人は待ち望んでい
た。


肉にスーッと吸い込まれるように刺さら
ないとね。
ダガーは戦闘でのそれ用に特化したナイフ
だが、戦闘用ではなくとも、ナイフは抵抗
なく刺さらないと機能面では一歩遅れると
いう事は否めない。


おとこカワサキ

2021年01月12日 | open


病院にある人命救助の医療器具がオトコ
カワサキ。
人の命にかかわる鍵を握るカワサキ。

映画『サボタージュ』(2014)

2021年01月12日 | open


『サボタージュ』(2014/R15指定)

名うての麻薬捜査官が率いるチームが
ある大きなヤマで失敗した。
その後、そのチームメンバーが一人一人
惨殺されて行く。
かなり面白いサスペンスアクションだ。

劇中、パロディを見つけた。
捜査チームの集合ベースの部屋の中の
壁に「ランボー」の映画のポスターが
額入りで飾られている。その顔がコラー
ジュでシルベスタ・スタローンから
何者かにすげ替えられている。
もしかして、アントニオ猪木さん?(笑)