ワッチキャップはいくつか持って
いるが、一番気に入っているのは、
これだ。
タイガー迷彩(笑)
帽子被らないと寒いじゃん(笑)。
夏は熱中症予防にもなるし。
軽作業するのでも、帽子一個被るか
被らないかで防護だいぶ違うのよ。
帽子大切っす~。
烏帽子とシルクハットは持ってない。
映画『ミニミニ大作成』(2003)での
27歳のシャーリーズ・セロンが可愛い。
まるで、『ロマンシング・アドベンチャー/
キング・ソロモンの秘宝』(1985)での
シャロン・ストーンみたいだ。あの映画
が撮影された時、シャロンも27歳だった。
色っぽく、かわいい。
かわゆす。
この『ミニミニ大作戦』(2003)にはドナルド・
サザーランドが出演している。
主人公のシャーリーズの父親役だ。
ドナルド・サザーランドは、最近の人は
『ハリー・ポッター』の校長先生として
の印象が強いだろう。
しかし、私が強烈な印象を持つのは、
1970年公開の映画『戦略大作戦』での
戦車隊長オッドボール役のドナルドだ。
「ヘイヨー、ファッツアップマーン?」
とすぐ言いそうな感じでいつもとぼけて
いる。
第二次大戦中に米軍もドイツ軍も欺いて
何兆円という金塊を盗む米軍脱走兵の
ケリー(クリント・イーストウッド)に
一口乗せろと群がるならず者たち。
その中の一人がオッドボールだった。
史上最高の娯楽戦争映画であったのだが、
ビデオもDVDも原本とは異なって、連合軍
司令部を欺くために、ペイント弾を装填
してさも真面目に銃撃戦をやっているか
のように偽装した最高のシーンがメディア
版ではカットされている。
そのため、オッドボールのシャーマンが
ドイツ軍のタイガーに対して本気で砲撃
する時の一発目にペイント弾のまま発射
してしまうシーンだけ残っており、辻褄
がメディア版では分からなくなっている。
クリント・イーストウッドのケリーは
元将校だったが、ミスにより部下を全滅
させたために階級はく奪の二等兵とされ
た役どころで、膨大な量の金塊をドイツ
軍が占領している銀行にあることをつき
とめ、それを強奪しに行く計画を立てて
実行するのが『戦略大作戦』だった。
最高に面白い映画だ。
「戦争?そんなもんクソくらえだ」という
連中ばかりが集まって事を起こす。
その中で特にドナルド・サザーランドが
演じたオッドボールは大人気となった。
もうチキチキマシン猛レースの犬の
ケンケンにしか見えないような性格俳優
ぶりを爆発させている。
Oddballはとことん人を食ったキャラだ。
『戦略大作戦』(1970)でも『ミニミニ
大作戦』(2003)でもドナルドは金塊を
巧みに強奪する大泥棒の役だ。
『ミニミニ大作戦』はまるで日本の
「ルパン三世」のような映画だが、
この2003年版は1969年版の第一作
のリメイクというよりも、史上最高
の痛快泥棒映画の『黄金の七人』
(1965)をベースにしていることが
作品を観ていると分かる。オマージュ
も表現演出でまるで地雷のように埋め
られている。製作者は遊び心の人だ。
映画『黄金の七人』は、日本のモンキー
パンチ氏がその作品からヒントを得て
劇画『ルパン三世』を完成させた。
『ルパン三世』は原作漫画もアニメ
も『黄金の七人』の丸パクリである
ことは、『黄金の七人』を観れば一目
瞭然であるし、モンキー・パンチ氏も
自身で『黄金の七人』をベースにルパン
三世という作品を思いついたとインタ
ビューで答えている。
映画作品たちの大泥棒が人気を博すのは、
貧乏人や庶民からは泥棒を働かないから
だ。大富豪や国家から大金を奪取する。
そこが大衆に好かれる要因だろう。
鼠小僧次郎吉のように。
現実の次郎吉は大名屋敷等からの泥棒
が多かった。
しかし現実の次郎吉は義賊ではなく、
盗んだ金をすべて遊興に消費した。
死罪を言い渡したのは時の奉行榊原
主計頭(かずえのかみ)で、徳川家康
四天王の一人、榊原康政の直系子孫で
幕臣旗本だった。
だが次郎吉に判決を宣告した榊原主計
は織田家からの養子だった。
その直系子孫は戦時中に陸軍士官学校
の生徒会長=校長を任じた大佐だった。
後中将で南京事件に関与して東京裁判
により戦犯として巣鴨に収監された。
幕末の先祖の所有していた差料の鍔
を子孫から直に私は見せてもらった事
があるが、柳生鍔であるので、御家の
流儀は新陰流であったことを察する
事ができた。
また、榊原車と呼ばれる源氏車を透か
しにした鉄鍔もあった。
劇画の中では榊原主計頭は拝一刀に
勘定奉行時代に暗殺されたことになっ
ているが時代が合わない。ただし、
代々官位としての主計頭は任じていた
ようだ。
家は幕末には佐久間象山が漢詩を扇子
に書いて当主に進呈したりしていた
間柄だったようだ。
映画『ミニミニ大作戦』では、ドナルド・
サザーランドの演技をもっと観たかった
のだが、物語開始早々に仲間の裏切りに
よってスイスの雪山のダム湖の橋上で
射殺されてしまう。
とても残念だ。
というか、物語だから仕方ないのだけど。
そして、娘のシャーリーズ・セロンが
35億円の金塊を奪い返すことで父の仇
討ちをしようと決意する、というお話。
かわいいす。
日本のシース。