現代。
なぜ高速道路を走る二輪は
80km/h巡行でずーっと走る
二輪運転者ばかりなのだろう。
100km/h制限道だろうと120
km/h制限道だろうと、ずーっ
と80km/hかそれ以下で巡行。
流れに乗らず、自分中心走行。
速度を落とせば安全かと勘違
いしている。
何かの集団催眠か宗教のよう
で気持ち悪い。地蔵みたいだ
し。
そして、こちらが追い越す時
に横見て確認すると、全く後
ろも横も見たりはしない。
必死の形相で前しか見てい
ない。
大抵は石のように凝り固まって
ガチガチになって前しか見てい
ない。上体起こして、顎出して、
ハンドルに必死でしがみつくよ
うな姿勢で。ほぼ全員に近い
二輪運行者がそれ。特定ロード
スポーツに乗る弾丸乗り屋の層
を除いて。
謎の立ちゴケ多発時代の原因が
判ったような気がする。
つい先日もある場所で若い人の
会話が耳に入った。
「大型免許取ったけど立ちゴケ
は誰でもするから仕方ない」
んなわきゃねーだろっつーの。
立ちゴケは事故なんだから。
やってはいけないの。車体倒し
て一発検定や卒検に合格します
か?っつーの。
1985年秋までは散々峠でも
サーキットでもすっ転んでいた
私が言えた義理じゃないが、
1985年秋から私は公道では無
転倒だし、立ちゴケは生まれて
このかた一度もやった事が無い。
コースや練習場ではない公道で
は、それはやってはいけない事、
だからだ。
真剣刀術の抜刀納刀動作で手を
切った事も一度も無い。
私、思うにですね。
立ちゴケというのは、実弾込め
た銃の銃口を自分の頭部に向け
てトリガー引くようなものだと
思うのですよ。
あるいは人に向けてトリガーに
指かけたままで暴発させて「誰
もがやる事」と言い放つような。
刀で自分の手を抜き差しの度に
切っている愚行と同じような。
でも自覚せず、自分に甘い。
やってはいけない事をやって
いながら自分を赦して逃避する。
それくらいの認識の甘さが今
蔓延してると思う。
そりゃ、多少速度を出す高速道
などは、そういう人たちはガチ
ガチに硬直するでしょうね。
サーキットでは「低速域」である
100-120km/h程度であっても。
基本がなってないから。
乗り方だけでなく、心構えから
して。
自分に甘い人たちが、自分を
甘くしてくれない高速度走行と
いう現実とぶつかった時、何も
できない自分に驚き、硬直する
のでしょうね。
高速道路でもミラー確認だけで
なく後ろを目視確認しろっつーの。
二輪車も四輪車も。
そして、前だけでなく、周囲の
車両の動きや全体状況を常に把
握しろってば。
危ないなあ。