友はヤマハでキャンツーに。
これはバイクではない。
私のロードモデルの旋回の乗り
方は、肘とイン側の膝はたんたん
たぬきのブーラブラだが、イン
側の足はつま先を内側に向けて
マシンをホールドしている。
マシン制御は外側の脚と足だが、
イン側の足先は外には向けない
し、ステップから横外にははみ
出さない。直線では両つま先は
真っすぐに前を向ける。
ステップも旋回のイン側はステ
ップバーのイン側を土踏まずで
はなくつま先側の親指の付け根
あたりで踏む。だが加重はさせ
ない。
マシンホールドでのイン側は
足裏で横からフレームを抑え
るような心持ち。
ステップワークができていな
いで、上体のみで二輪を扱お
うとすると、乗車時に直線で
も旋回中(イン側)でも、足
のつま先がだらしなく外を向く。
それは、ステップを「足載せ」
として使っているだけで、重
要なステップ操作によるマシン
ホールドをしていない事の現れ
だ。
直線で両つま先がデレンと外向
きで出ているのなどは最悪。
そういうフォームで「乗れてい
る」人は世の中には一人もいな
い。
野球のバッターが打つときには
両手をくっつけてバットを持つ
ように、物事の動作には道理が
あるからだ。
道理を無視しての自分本位の我
流方法は、スポーツや武術にお
ける理屈のセオリーを凌駕する
事は絶対に無い。
二輪のロード走法においては、
両腕伸ばし突っ張りや、ハンド
ルへの体重任せや、背骨硬直伸
ばしや、顎出しや、肘張りや、
背中がそっくり返りでの尻出し
等もそれにあたる。
しなやかに。つとめてできる限り
しなやかに。丸く、もっと丸く。
そして、二輪は「路面と対話し
ながら」乗る。
【峠バトル】vs. Kawasaki Z250 ~凄腕250ccライダーを追え!~
バトルというレンジではなく、安
全マージンをかなり取った快速安
全走行領域だ。
直線でも全開をくれずにあえて
抑えている。
先行者の人巧いじゃん。乗れてる。
観ていて気持ちいい。
この先行者、125に乗ってもこう
いう走りをするだろう。80のロード
スポーツでも。
排気量じゃないんだよね、乗り方は。
そこ。それ、とても大切。きちんと
した物事の見極めの認識として。
大排気量車=高性能とか物事を見誤
っていると、足元をすくわれるしっぺ
返しが自分に返って来る。
それ、確実に。
ここのツイスティロードいい
ですね~。新潟か。いいね、
ここ。
先行車がコーナーに入るときに
クンというかクイッという挙動
後にペタンと寝かしているのは、
それはステアを使っているから
だ。
後輪を抜くのではなく前輪の
トラクションを増加させると
同時にステアによって挙動変化
を与えて瞬時に倒し込みのきっ
かけを作る。
典型的なロードモデルスタイル
の操縦方法で、私もその操作法
でマシンをライドしてツイスティ
ロードを走る。
それは基本的にはサーキットと
同じ操縦方法だ。
なので、後続して観察すると
二輪の車体にはクイッという挙動
が見られ、そこから一気にペタン
と寝かすように見える。
ヌペ~ではなくクイッペタン。
要するに、直進のジャイロ作用
をスロットルとブレーキと前後
サスを働かせてステアによって
崩して挙動変化させて寝かし込
みをするのだ。同時に回頭性を
得て定常円旋回区間と合体させ
て向きを変える。
クリップを舐める時にはもう
マシンは出口に向いている。
旋回速度はストップ&ゴーのよう
に落とさない。ピューッと回る。
これ、正しい二輪ロードスポーツ
の乗り方。
ただし、直線からRのきついコー
ナーへのアプローチでは前輪が
ロック寸前までのフルブレーキン
グをする事もある。旋回可能
速度まで減速するため。
ブレーキングと同時にシフトダウン
しながらパンパンとブリッピング
をして、かつ同時にステア操作で
マシンに挙動変化を与える。
まるでドラムを叩くようなリズ
ミカルで淀みなく素早い動作で。
教習所で教えている「動かし方」
や、教習所乗りがすべて正しいと
妄信している免許取り立ての人ら
が道の左側だけを直立走行して
いるトロッコ載りとは全く異なる
二輪の適切走法がそれだ。
この適切操縦ができない人間に
限って「サーキットでやれ」と
か口にするのが世の中の特徴だが、
60km/hの法定速度でも二輪の挙動
変化は同じであるので(厳密には
260km/hでのフル寝かしとはファ
クターが異なるが)、適切な二輪
の操作操縦に速度の差異は発生し
ない。フォースが異なるだけ。
二輪には動作の原理というものが
存在するからだ。
そして、挙動コントロールは全て
車任せではなく人間が作ってやる。
そういうのりものが内燃機関搭載
の二輪だ。
ビーナスラインツーリング 2019/05/02
雪解け通行禁止解禁直後の5月初め
のビーナスラインは、一面まだ黄
金色だ。
頂上付近には雪がかなり残ってい
る。
しかも極寒(笑)。
ビーナスラインは、真夏の盛夏が
おすすめです。
あたりの景色が広大なゴルフ場の
ように緑一面になる季節が。
その季節のビーナスは私は子ども
の頃に観光バスで行った事しか
ない。
いずれ二輪で。
1970年前後か。
のりものはいい。