渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

インダストリアルデザイン

2020年10月04日 | open



四輪車も二輪車も、そのデザインには各
メーカーで練りに練って嗜好を凝らす事
だろう。デザイン如何で売れ行きに影響
するのが公道車両だからだ。
このスズキの新車はリヤから見るとかなり
スリムにまとめられている。
飛び出していないウインカーも、最初から
カスタム車みたいだ。
なんとなく、1990年テイスト。
90年はレトロ風味と当時の現代風が折衷
されたデザインが多く出始めた頃だ。
今では、このようにウインカーが張り出
さないコンパクトデザインは珍しい。

ただ、オーナーによると、ハンドルが幅
広すぎて、とのことだ。
そこらあたりは、ストファイ仕様なのか
ロードでのロングディスタンスライド仕様
なのか、どっちつかずになったのかも知れ
ない。ハンドルやレバーは乗る人に合わせ
て倒し角度等を調整することが前提である
ことも関係するだろう。
四輪車の場合は、ハンドルの高さや角度、
シートの高さや角度、背もたれの角度を
運転者に合わせて調節できるが、二輪の
場合は調整幅が狭い。ハンドルなどは交換
も射程に入れての運転者合わせのセットが
前提の乗り物なのだろう。

工業製品のデザインって、面白い仕事だ
ろうなあ。
このトラスフレームはイタリアの車から
発想ですかね。ホンダもやってるけど。
色はスズキのファクトリーカラーだ。
良い色。
阿蘇の緑も良い。
雲は大きくたなびく空を行く雲竜のよう
だ。




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