ある大新聞の役員だった東京在住のイトコのバイク乗りとバイク談義をしていて、コロナ情勢の事に話題が及んだ。東京では、現況を冷静に観察すると、多くの人たちが菅総理や小池都知事の言う事など守らず、わやくちゃな
ことになっているらしい。
「そちらはコロナはいかがですか。
大阪はひどいけど、東京もシッチャカ
メッチャカ、都民は小池知事の言う
ことも菅総理の言うこともほとんど
聞く耳持たない。私はある種の反乱
ではないかと思ってます。そんな中
で組織委は五輪に500人の看護師と
300人の医師を出せと、火に油を
注ぐようなことを言う。西側民主
主義などそんなもんさ、と中国の
あざ笑いが聞こえるようだ」と。
私の都内に住む友人たちも、「何も
対策なんかみんなしてないよ、見て
ると。繁華街に人は多いし、そこら
の路上で参集して酒盛りやってるし、
てんで宴会はやりの東京花見状態
だよ」との旨の事を報告してくる。
一時、人口比率で感染拡大率が東京
の1.5倍を示していた広島県の場合、
かなり県民が東京の人たち以上に
気を付けて行動を取っている事を
私は感じる。
カープファシズムは私は大嫌いだが、
まとまるときの広島パワーという
か、やるときゃやるぜ感は地元に
いると強く感じる。
緊急事態宣言がなくとも、医療機関
や各種飲食店舗や人々が徹底して
感染封じ込めで行動している実感が
ある。
悪いことに転じると、こうした人の
まとまりは「いじめ」や「価値観の
強要」や「圧力介入」という現象
で人を苦しめるのだが、良い方向に
転じると、現況のような危機状況で
は状況の好転の機動力となっている
ことを実感する。
水害災害の時の県民たちの相互協力
の自然発生的な互助行動には感動
したもの。誰が指揮を執るでもない
のに、自発的に誰もが協力しあって、
共になんとか乗り切ろうとしていた
人々の心と実際の行動の現実を私は
直に見た。広島県の人たちの行動は
素晴らしかった。
凄惨な土砂崩れ被害の時も、私も
救援参加を申し入れたら、ボランティ
ア希望の人たちが多すぎるので収拾が
つかないとのことで断られた程だった。
ヒロシマパターンが、この時期の
コロナ封じ込めでは全国のお手本
になればよいのにと感じる。
県は国に緊急事態適用を求めた際に
政府からは相手にされなかった。
その後、予想通りドカンと広島県の
感染率が爆発的に東京の1.5倍率まで
達した。
そこから政府に対して行政だけでなく
多くの県民がニャロメと思ったのか、
広島県では県民一体となって徹底的
な行動に転じている。それは観ていて
客観的によく判る。
ただ、ワクチンの数は絶対数が広島
県では全く足りていない。政府の余裕
発表などは大嘘だ。
政府って、嘘ばっか言ってるんじゃ
ないの?やっぱし。
先の日曜日の広島参院再選挙では、
自民党は各選挙区で大敗した。
これ、結果的には、内実はどうあれ、
ある種の広島県の民意の反映だと思い
ますよ。