ほんとうにたまたま、「天気いいし」と思いついて、わずかな時間、近所の公園まで行ってみたら、
「ちょっとちょっと、カワムラくん(笑)」と誰かが呼ぶので、
「?」と思って顔を上げると、
これもまた、本当にたまたま、そこをクルマで通りかかって僕を見つけた
トモ(ギタリストで、現在は亀の子束子の”西尾商店”の社長になっている西尾智浩)くんがそこにおりました。
お互い、
「なんでここにいるの?」
「こっちのセリフだよ(笑)」
時間的にも、場所的にも、あまりにも偶然で、
たとえば、その公園に僕がいたとしても、その瞬間、通りのそばにいなかったら、
たまたまその道をクルマで通り過ぎただけのトモくんには、
(僕がそのあたりに住んでいることすら知らなかったわけですし)
きっと気づかれないことだったと思います。
「よくわかったね」
というと、
「なんとなく見たら、長髪がいて。なんだあれ、今どき、あんな金髪みたいな色した長髪の奴って珍しいよな、と思ってよく見たら、カワムラくんだった(笑)」。
のだそうです(笑)。
そういえば、3年ほど前でしたか、、そう、確か椎名へきるちゃんのライブの日だったのですが、
目黒通りで、これまたたまたま(別にどちらもその付近に住んでいたわけでもない)、
通りを歩いていたトモくんを、これまた偶然見つけて、クルマを止めて声をかけたことがありました。
昨日、人口の話を書きましたし、
東京にだって、1000万人以上の人がいる中で、
そのうちの1人に、偶然とはいえ、こう何度もバッタリ出くわすと、不思議な気がします。
なにがしか、やっぱり縁があるんでしょうね。
そして夕方からは、母親のダンスの発表会を観にいってまいりました。
一応ね、花束を持って母親のダンスを観に行く”いまどき珍しい金髪に近い長髪の”46歳の息子という図は、
こうして文章にすると、もう単純に恥ずかしいですし(笑)、
考えてみたら客観的にもやや滑稽なような気もいたしますが(僕の見た目の問題か)、
それはさておき、元気で踊る母親を見て思ったのは、
・・・。
「なんか・・・僕より元気なんじゃないか」
ということでした(笑)。
トシは「書いたな」と後で叱られるので書けませんが、
僕より身体が柔らかいのは間違いもなく(伸ばした膝に頭が着くんですよ・・・)、
ああして楽しそうに踊っているステージの上の母親を見られるというのは、
・・・ありがたいことですよね。
子どもの時からずっと、色々と(僕の覚えていないようなことも含めて)苦労を掛けたことと思いますし、
大人になっても、相変わらず何の親孝行もできていないダメ息子ではありますが、
ただただ、これからも、ずっとそうして元気で踊って、そして、筆を持った時には、いつまでも明るい絵を描き続けて欲しいな、ということだけは、
切に願っておりますので。
どうもお疲れ様でした。
今日は、偶然、かれこれ20代の頃からのミュージシャン仲間でもある、古い友人のトモくんにばったり出会えたのも嬉しかったですし、
また、僕にとっては、そう、この世界中の72億人近いの人間の中で、間違いなく、最も付き合いの長い人であります、
・・・そう、この世に生まれ出る前からお付き合いですからね、
”母親”という存在に会った、そんな日でありました。
離れて暮らしていると、親と言えどもなかなか会わないもの。
また、是非、元気で、
・・・餃子でも食べましょう。
ではー。