「また、イカを食べてしまった。」
・・・
五右衛門の・・・「また、つまらぬ物を斬ってしまった」の節でね。節、合わないですが(笑)。
べつに、イカんこともないけれど・・・、でも、美味しいんだなあ。
イカの天ぷら、イカフライがあるのに、他のものにする、という選択肢が無いのです。
全然話は変わりますが
「オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~」(リンク先は予告編です)
という映画を観ました。
予告編で聞ける言葉と、あとは冒頭で聞ける、わずか1分ほどの独白のセリフ以外、
一切、セリフが無く、登場人物も、ロバートレッドフォード演じる主人公、たった一人だけ。
海に取り残され、船は沈み、ボートでの漂流。
このようなプロットの映画は今までもありましたが、ここまで静かな映画は初めてでした。
そりゃそうです。
海の真ん中で、たった一人で、ぶつくさ言ったって、泣き言や恨み言を言ったって、仕方がないのです。
まるで、一人暮らしで、
疲れた日。
やっとの思いで買い物をして、
買ってきた玉子を、
冷蔵庫の玉子棚に入れようとパックを開けて、
そのまま、冷蔵庫の手前でパックごとひっくり返してしまい、
床でほとんどの玉子が割れた時のようなものです。
「・・・」
言葉を発しても、どうしようもない。
そんな状況が続く、
(ごめんなさい!そんなレベルの話ではないのです)
大変に、大変に厳しい映画でした。
息詰まる、とはまさにこのこと。
こんなに極限的に心細く、そもそも、恐ろしい状況に陥ったら、一体、人はどうなるのでしょう。
自分は、何ができるのでしょう。
ロバートレッドフォードといえば、出演作ではなくて、監督作品になりますが、
「リバー・ランズ・スルー・イット」(リンク先は予告編です)
が、大好きで、4~5回は観ました。
男性のほうが、感情移入できるタイプの映画かもしれませんが、・・・よろしかったら、是非です。
ではー。