S足学園音大の4年生のオーディションも無事に終了いたしました。
さすが4年生ともなりますと、個性がくっきりと浮き出ていて、
といいますか、本人たちもしっかりとそこを意識して打ち出してきている、ということなのですが、
こうなってまいりますと、あとはもう、どう評価して頂けるかという話になってまいります。
何名か、もうプロとしてのキャリアを積み始めている学生もいますし、
さすが、どの学生も4年間の研鑽の成果が出ていると思ってよいのでしょう、安心して見ることができました。
これは、演奏だけでなく、スタジオでの立ち振る舞いなども含めて、やはり経験というものが、最も強く人を磨くのですね。
勿論、まだまだ若い学生たちのバンドですから、百戦錬磨のプロと同じようにはいきませんが、
それでも、感心して見入ってしまう,聴き入ってしまう瞬間が沢山あったことは、さすがだと思います。
しかし、こうして今日もいい意味で競い合って、生き生きと音楽をしている彼らも、
わずか1年後にはもう卒業してしまっているのかと思うと、ついつい、寂しいな、と思う気持ちがよぎります。
いやですねえ、〇シをとると、こういうことを考えちゃうのですから(笑)。
きっと、夢に向かっている彼らは「やっと自由だぜ!」くらいに思っているのではないでしょうか。
勿論、そうだといいなあと思います。
「まだ卒業したくないー」と言ってくれる学生もいますけれどもね、
やっぱり、自信を持って、前を向いて行って欲しいですもの。
僕は大学を出た時は、どうだったかな。
海藻。
・・・もぐもぐ。
って、ワカメサラダでなくて。
回想ね。
うーん。
そうですねえ、未練めいたものは、限りなく0%に近かったですねえ。
当時は荷物運びやお手伝いとしてですが、プロの現場に出入りさせてもらえ始めたころで、とにかくそれが楽しくて、刺激的で、
僕もはやくプロになるぞなるぞー、って、そればかり考えていたように思います。
あんなにもポジティブ・・・無鉄砲という方が正しいですが、そんな感じでいられたというのも、今思えば、あれこそが若さのなせる業なのでしょうか。
もう、何か現場があって、卒業式すら出てませんからねえ・・・。なんの迷いも無く。
あ、いえ、卒業はしてますよ、ちゃんと、これでも(笑)。
卒業証書も見た事はありますもの、たしか(←ちょっと、どこにあるかすら・・・ですが)。
ではー。