今年5回目の木曜会稽古。
20時から21時過ぎまで。全員で30名ほど。
四條畷の市民活動センター体育館。
体育館のドアは開けっ放し。
着替えるのをためらうほど。寒い寒い寒い。
素振り、摺り上げ技、返し技、どれもこれも奥が深い。
素振りだけでもなかなか安定しない。
ここでも稽古を基礎として一本一本大切に育てたいものだ。
(以下、文面の中での意見や考えは師匠が話した内容である)
(記憶によるものなので勘違いなど間違いあればお許しを・・)
--------------------------------------------------------
まずは大きく素振り。振り下ろした時に右手を左手の位置に。
前にも後ろにも足の動きを大きく。右足つま先を上げないように。
手と足は連動するように。
次は振り下ろした時に竹刀が床と平行近くまで。
同じく、振り下ろした時に右手を左手の位置に。
振り下ろした時に剣先がボヨヨンと震えるぐらいに。
振り上げはゆっくり、振り下ろしは早くシャープに。
竹刀の先から降ろすのではなく柄頭から降りてきて最後に鋭く竹刀の先が伸びるように。
左手は鳩尾でしっかり止まるように。
面を着けて集合。構えの大切さの説明。
いつでも打てる構えが大事。
試合で一本取る者は必ず相手よりも早く構えている。
相手より早く構えて相手の情報を読み取る。
零コンマ数秒の差が大きい。試合でも昇段審査でも同じ。
3人組。大きくリズム良く切り返し。
呼吸法での切り返し。(最初、間違えて普通に呼吸して切り返ししてしまった)
遠間から、構えを変えずに入ってそのままの形で面打ち。
試合でも、鍔元まで入っての面打ちが多い。
遠間から打つと打てても崩れている。
勝って打つにはしっかり入って打つ必要がある。
構えも心も崩さずに打ち間に入り、そこから鋭く打つ。入りが大事。
鋭く打つには「相手に脇を見せない」こと。大きく打たなくて良い。
五せいがん(眉間、左目、顔の中心、咽喉、臍)を攻めて打つ。
打ち間から姿勢変えずに右足出しての面打ち。
遠間蝕刃の間でしっかり構えることが大切。特に審査で。
【私的重要=ここで私が悩んでいる内容で稽古となった】
--------------------------------------------------------
堂々と構えを崩さずに打ち間に入ると相手は位負けする。
位負けした相手は、ほとんどが小手を打ちに来る。
八段審査でも、位負けした者は、たとえ小手が打てても不合格だ。
しかし位で勝っていてもそのまま小手を打たれてはいけない。
--------------------------------------------------------
間合い(やや遠間)に入る。左足の引き付けが大事。
小手に対して、表からの摺り上げ面、裏からの摺り上げ面。
摺り上げは鎬が大事。表なら手の平に乗せる。
裏なら手の甲に乗せて捻じ込む感じ。素早く。
次は、小手に対して、表からの返し面、裏からの返し面、裏からの返し小手。
次は面摺り上げ面。
面摺り上げ面は難しいので特に審査で使うべきでは無い。
引き込んで打ってしまうことが多くなる。
表からは真っ直ぐに入らず、右へ斜めに入りながら擦り上げて打つ。
裏からは左足から左斜めに入りながら擦り上げて打つ。
面に来るから面摺り上げ面をするのではなく、
自分から入って面を差し出し、面に来させて擦り上げることが大事である。
鎬を使って擦り上げる。鎬を使って半円を描くように立体的に。
次は返し胴。
受けて、自分のへそ前で右下に払うようにという説明。
あとで地稽古2分間を2回。
(摺り上げ技、返し技を使おうとしたが思うようには打てないものだ)
大きく切り返しをして終了。
(稽古前の風景)
(刀の鍔に親指を当てる場所の説明用)
ここから私個人。
稽古終了後に、ある方に剣道形の木刀の扱いについて説明した。
質問は、木刀の鍔の内側のくぼみに親指を当てるのは何故か?
親指のどの部分を鍔に当てるのか?
上の写真は日本刀の鯉口を切った写真だが、必ず親指をやや内側に置く事が大事。
なぜなら真上に親指があると、鞘走りしたり、不意に敵に刀を抜かれたりしたら、
自分の親指の腹が切れてしまうからである。
親指の腹は、抜くに良し、止めるに良しの位置。
普通は親指の腹の真ん中あたりだが、個人の手の大きさの違いや、
鍔の大きさによって変わるので、どこが正解と言うことは無い。
あと、木刀を床に置くときは鍔のくぼみを下に置くのかという質問を受けた。
木刀は軽く、刀に比べて分厚いから、床に置いても定まらないものだが、
日本刀だと、自然に、ほぼ安定して真横に寝る形になる。
くぼみを気にせず、真横に寝かせて置くと良いと申し上げた次第。
木刀は丸いので安定はしないが仕方が無い。
以上、ご参考まで。
20時から21時過ぎまで。全員で30名ほど。
四條畷の市民活動センター体育館。
体育館のドアは開けっ放し。
着替えるのをためらうほど。寒い寒い寒い。
素振り、摺り上げ技、返し技、どれもこれも奥が深い。
素振りだけでもなかなか安定しない。
ここでも稽古を基礎として一本一本大切に育てたいものだ。
(以下、文面の中での意見や考えは師匠が話した内容である)
(記憶によるものなので勘違いなど間違いあればお許しを・・)
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まずは大きく素振り。振り下ろした時に右手を左手の位置に。
前にも後ろにも足の動きを大きく。右足つま先を上げないように。
手と足は連動するように。
次は振り下ろした時に竹刀が床と平行近くまで。
同じく、振り下ろした時に右手を左手の位置に。
振り下ろした時に剣先がボヨヨンと震えるぐらいに。
振り上げはゆっくり、振り下ろしは早くシャープに。
竹刀の先から降ろすのではなく柄頭から降りてきて最後に鋭く竹刀の先が伸びるように。
左手は鳩尾でしっかり止まるように。
面を着けて集合。構えの大切さの説明。
いつでも打てる構えが大事。
試合で一本取る者は必ず相手よりも早く構えている。
相手より早く構えて相手の情報を読み取る。
零コンマ数秒の差が大きい。試合でも昇段審査でも同じ。
3人組。大きくリズム良く切り返し。
呼吸法での切り返し。(最初、間違えて普通に呼吸して切り返ししてしまった)
遠間から、構えを変えずに入ってそのままの形で面打ち。
試合でも、鍔元まで入っての面打ちが多い。
遠間から打つと打てても崩れている。
勝って打つにはしっかり入って打つ必要がある。
構えも心も崩さずに打ち間に入り、そこから鋭く打つ。入りが大事。
鋭く打つには「相手に脇を見せない」こと。大きく打たなくて良い。
五せいがん(眉間、左目、顔の中心、咽喉、臍)を攻めて打つ。
打ち間から姿勢変えずに右足出しての面打ち。
遠間蝕刃の間でしっかり構えることが大切。特に審査で。
【私的重要=ここで私が悩んでいる内容で稽古となった】
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堂々と構えを崩さずに打ち間に入ると相手は位負けする。
位負けした相手は、ほとんどが小手を打ちに来る。
八段審査でも、位負けした者は、たとえ小手が打てても不合格だ。
しかし位で勝っていてもそのまま小手を打たれてはいけない。
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間合い(やや遠間)に入る。左足の引き付けが大事。
小手に対して、表からの摺り上げ面、裏からの摺り上げ面。
摺り上げは鎬が大事。表なら手の平に乗せる。
裏なら手の甲に乗せて捻じ込む感じ。素早く。
次は、小手に対して、表からの返し面、裏からの返し面、裏からの返し小手。
次は面摺り上げ面。
面摺り上げ面は難しいので特に審査で使うべきでは無い。
引き込んで打ってしまうことが多くなる。
表からは真っ直ぐに入らず、右へ斜めに入りながら擦り上げて打つ。
裏からは左足から左斜めに入りながら擦り上げて打つ。
面に来るから面摺り上げ面をするのではなく、
自分から入って面を差し出し、面に来させて擦り上げることが大事である。
鎬を使って擦り上げる。鎬を使って半円を描くように立体的に。
次は返し胴。
受けて、自分のへそ前で右下に払うようにという説明。
あとで地稽古2分間を2回。
(摺り上げ技、返し技を使おうとしたが思うようには打てないものだ)
大きく切り返しをして終了。
(稽古前の風景)
(刀の鍔に親指を当てる場所の説明用)
ここから私個人。
稽古終了後に、ある方に剣道形の木刀の扱いについて説明した。
質問は、木刀の鍔の内側のくぼみに親指を当てるのは何故か?
親指のどの部分を鍔に当てるのか?
上の写真は日本刀の鯉口を切った写真だが、必ず親指をやや内側に置く事が大事。
なぜなら真上に親指があると、鞘走りしたり、不意に敵に刀を抜かれたりしたら、
自分の親指の腹が切れてしまうからである。
親指の腹は、抜くに良し、止めるに良しの位置。
普通は親指の腹の真ん中あたりだが、個人の手の大きさの違いや、
鍔の大きさによって変わるので、どこが正解と言うことは無い。
あと、木刀を床に置くときは鍔のくぼみを下に置くのかという質問を受けた。
木刀は軽く、刀に比べて分厚いから、床に置いても定まらないものだが、
日本刀だと、自然に、ほぼ安定して真横に寝る形になる。
くぼみを気にせず、真横に寝かせて置くと良いと申し上げた次第。
木刀は丸いので安定はしないが仕方が無い。
以上、ご参考まで。