稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

審査の竹刀の弦の色は白が良い?

2018年02月13日 | 剣道・剣術
少し前だがフェイスブックで話題になった記事。

「審査の竹刀の弦の色は白が良い?」から話が発展して、
「審査は新品の竹刀で挑むのが礼儀と言われました」という発言があり、
私も入って「新品を使うのは良くないのでは」という意見を述べた。

結論としては、竹刀の弦の色は何種類も販売されており、
審査で何色を使っていようが、まず審査員は気づかないだろう。
しかし、気になるなら白か黄色にしたら?という程度の問題。

竹刀に関しては、
一回も使っていない新品は使わないほうが良い、
少なくとも何度か使って調子を見ておくほうが良い、という意見が主流。

ここで昔の記事を紹介する。

2017年2月17日の記事
「審査で、験を担ぐ(げんをかつぐ)ことについて」
http://blog.goo.ne.jp/kendokun/m/20170216

上の記事は、甲手に穴が空いているような、普段稽古用のボロ防具と、後家竹刀
(割れた竹刀のまともな竹を合わせて組んだ竹刀)で六段審査を受審して合格したという内容である。

色落ちの激しい胴着やヨレヨレの袴、使い古して綿が出たような防具、
見るからに汚い竹刀を使うなどというのは論外で絶対に駄目だが、
常識程度に身だしなみに気を付けておけば良いことだと思う。

たまに剣道着(胴着)や袴の新品を審査で着用する人がいる。
糊が効き過ぎて裾が広がり、まことに不細工で格好が悪いものだ。
今でも時おり見かけるが、あれは滑稽で、本人の真剣さとのギャップに笑ってしまう。

あまり「新品」を意識し過ぎないほうが良いと思う。
使い慣れた竹刀や剣道具(防具)、肌に馴染んだ剣道着と袴で審査に挑もう。
普通感覚の常識を持って、平常心で審査に挑んで欲しい。


(2017年11月、奈良での五段審査風景)
コメント
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