稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長正館月例稽古(2月18日)

2018年02月19日 | 剣道・剣術
月2回、第1と第3日曜日は、湯里小学校の体育館で長正館の月例稽古だ。
(3月と4月の第1日曜は学校行事のため中止)

バレーボールの試合があって17時半から刃引の形を開始。
剣道をやっている者ばかりなので、構え、姿勢を意識させる。
表の摺り、裏の摺り、摺り込み、摺り上げ、後へ三本の浮木、
裏切り、拳の払い、先へ二本の浮木、後へ一本先へ二本の浮木、表の払い、裏の払い。
以前から摺込と摺上の違いが小さく不明瞭だったので今回より大きい動作に変えた。
技はゆっくり大きく確実に使って覚えるべきだ。
これはⅠ剣士から借りている「空手仙人 岸信行 / 東邦出版」にも書いてある。

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例えば習字で漢字を書く稽古をする。最初は大きく正確に書く。
そこから正確さを保って小さくしていく。それが基本。
最初から小さく書いてしまうと、出鱈目に書いても正確に書いているように見える。
だけどこれをレンズで拡大して見ると不正確だし汚い場合が多い。
逆に大きく正確に書いているものは例えばどこまで縮小コピーをかけたとしても正確だよね。
その正確さが技で言う「筋」ということ。
まるで精力をつけるための稽古かのように
素早く沢山の回数をこなす練習というのは技の筋が決まってからの話。
この筋が出来ていなくてやるのは空手を正しく出来ない原因になる。
挙句の果てに「基本と実戦は違う」とか言い出しかねない理由になる。(135頁)
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私が六段を頂いて少し有頂天になっていた頃に師匠に出会った。
師匠の道場に行くと、摺りかぶりという単調でゆっくりとした素振りと、
極めてゆっくり打つ一挙動の面打ちばかりを延々とやらされた。
正直、退屈な稽古だったが、しかしこれが本当に難しく、
自分の剣道の基礎がまったく出来ていないことを痛感したのだ。
この下地が無ければ七段合格も無かっただろう。

だから月例稽古での一刀流は、今後、ゆっくり大きく正しく技は遣う。
そして技量に応じて小さく速くしていくつもりだ。
一刀流の稽古は6人。(写真は無し)

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18時半から剣道稽古。
少しだけ審査用の注意事項を説明する。
あとは自由稽古。19時半終了の予定が19時40分で終了した。
人数は10名で少ないが熱気がすごい。良い汗をかいた。


(弟子と出稽古F六段、弟子の面は日々よくなってきている)


(K君とK五段、K君は左足の撞木足と足が残るクセが直れば良いのになあ)


(リハビリK五段とF六段、K五段の構えは悪くは無いが、もう少し肩甲骨を狭めて貫禄を出して欲しい)


(K五段とリハビリK五段の立ち合い稽古、リハビリK五段はスタミナが不足気味だ)


(N六段に掛かるI剣士、この瞬間、N六段の右面が空いているのに対処出来たら四段か五段だ)


(出稽古F六段と出稽古M二段、M二段は3月に三段受審の予定)
コメント
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