ここは相方の自宅道場で一刀流の研究道場でもある。
演武用の形を「表の形」とすれば、ここでは実戦的な「裏の形」を稽古する。
実は、私のやっている長正館の月例稽古(月に2回)で、
小太刀、相小太刀の稽古をしたが、小太刀の切落がどうもしっくりしない。
見かけ上はうまく行くのだが、自分的に納得が行かないのだ。
演武で見せる程度には遣えたとしても、実戦の場で、
本身の日本刀同士の戦いでは、私の遣い方では切落せないのでは無いか。。。
散々悩んでいたのでお盆の休みに松本道場へ久しぶりに出向いたのだ。
相方は、頭の中が一刀流で詰まっているので疑問は全て解いてくれる。
こっちは良いとこ取りだけさせてもらってるというわけだ。
稽古は小太刀の切落の基本ばかりを延々とやった。
陰からの正面打ちに対する切落。
陰、陽と身体を入れ換えての二つの切落。
陰、正眼、上段、霞、脇からの打ちに対しての切落。
正眼からの突きに対しての摺り流し。
正眼からの小手打ちに対する摺り上げ。
陰からの拳切りに対する摺り流し。
左右の払いに対する体捌きと左手の使い方(二通り)。
休憩時間には8月25日の南伊勢での愛洲移香祭剣祖祭の演武稽古。
夜は相方とお酒酌み交わしながら武道談義(時々愚痴)で散々飲んで早めに寝た。
二日目は朝から自転車で散策。
で、途中でパンクして悲惨な目に。
雨と汗でドロドロになって戻ったら、
結局、台風10号の接近で急遽稽古は中止となったと言う。
シャワーして、大太刀の「脇構の付」の打方仕方の遣い方、
刃引の打方、仕方の遣い方など、話だけの技のすり合わせをして解散した。
演武用の稽古だけやっていてもわからないが本当に一刀流は面白い。
今回は、小太刀の切落を始め、理合の疑問は取り合えず全部氷解した。
小太刀が半身になる(本当の)意味も、その間境の越え方、拍子も理屈はわかった。
申し訳ないが、ここでは詳しくは書かない。
(松本道場の廊下のマスコット)
(小太刀の切落)
(休憩時間に・・)
(8月25日の南伊勢での演武用の稽古)
(稽古終了)
(夜はビールと日本酒で上機嫌)
(翌朝は近所を小径自転車で散策)
自転車(ミニベロ)がパンクして、坂道を延々と押して登った。
この辺は坂道ばかりなのだ。下るのは気持ちが良いが上りは地獄。
雨は降ってくるし暑いし、稽古よりもこっちの方が辛かった。