お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?こちらも入院生活長くなってきましたが、順調に回復、健康第一で今日も行きたいと思います。
ということですが、今日も差し入れの本です。
こちら、超訳 ニーチェの言葉です。
ニーチェは19世紀後半のドイツの哲学者です。お恥ずかしいことに、有名な方なんでが、今まで一度も読んだことがありませんでした。哲学って難しいのかな?と思いきや、完結で分かりやすい。しかもこの本はいつくかの書物からのエッセンスをテーマに合わせてピックアップしてまとめられてます。
テーマは
己について
喜について
生について
心について
友について
世について
人について
愛について
知について
美について
です。生きるうえで根幹となるようなテーマばかりですね。
常識と呼ばれていることも、考えてみると全くその逆で、実はこういうことが裏に潜んでいる。
そんな話しも沢山ありました。そして、考えさせられる場面も多々。せっかくなので少しご紹介しようと思います。
美のカテゴリーの
自分の眼でみようから
スイスのジュネーブから見るモンブラン周辺の山々は美しく、表情のゆたかさにあふれている。それなのに、モンブランは最高峰で天然美に包まれている という観光的な知識のせいで、人々の眼はモンブランのみに注がれる。
これでは、自分の眼を本当に楽しませることはできない。知識ではなく、自分の眼が今とらえている美しさを認めるようにしよう。
これを読んで、その通りだなあって感じました。実は自分の眼で見て、自分で考えて、自分が楽しむという醍醐味を全然やってない。
情報誌を見て良さそうと思えば、そこに行き、情報誌に書いてあるものを探し、情報誌に書いてある文章に合わせて評価している。そんな自分が浮かびます。そして、そんなことを繰り返す日々を送っていたことに気づきます。
美しいものを見て、自分の心の反応や、そこから生まれる感情。じっくりと味わうこと。
もしかしたら、一番おいしいところを味わっていなかったのかもしれません。これではもったいないですよね。
物の見方、考え方が既に型にはまってしまってます。我ながらお恥ずかしい限りです。
そして、もう一つ
己のカテゴリー、
自分のなぜを知れば道が見えるから
多くの方法論の本を読んでも、有名な経営者や金持ちのやり方を学んできても、自分のやり方や方法がわからない。これは当然のことで、薬ひとつにしても、その人の体質に合わない場合がある。他人のやり方が自分に合わないのは不思議なことではない。
問題はまず、自分のなぜがちっともわかっていないというところにある。自分がなぜそれをやりたいのか、なぜそれを望むのか、なぜそうなりたいのか、なぜその道を行きたいのか、ということについて深く考えていないし、しっかりつかんでいないのだ、
その自分のなぜさえはっきりつかめていれば、どのようにやるのかなんてすぐにわかってくる。わざわざ他人の真似をして時間をつぶすこともない。もう自分の目で自分の道がはっきりと見えているのだから、あとは歩いていけばいいだけになる。
これを読んで、ズキっときました。本を読んでいろいろと試行錯誤するのですが、大事な自分のなぜとは向き合ってない、あらためて今、考えみても漠然としてハッキリしない、そんな現実を理解してしまいました。
この本には全部で190もの話しが取り上げられてます。私的に気づくこと満載でした。
もし、興味がある方がいらっしゃいましたら、時間の合間にでも、読んでみると思わぬ収穫があるかもしれません。
今日は超訳 ニーチェの言葉のご紹介でした。