お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?こちら病院は淡々と時間が経過しております。外の世界が恋しい今日この頃です。健康第一今日も頑張ります。
ということで、今日も大西つねきさんの本です。今日のテーマは利益です。そもそも利益って誰のために上げているのでしょうか?
社会人1年生の頃は何も知らず、一生懸命働いたら会社が儲かってそれが、みんなに分配される、なので、自分のため、一緒に働いているみんなのために頑張らねば!と思って働いていました。ですが、数年すると知りました。
会社は株主のもの、株主のために働いて、そのなかからお給料を貰っている。そんな現実を知り、少しガッカリしたような思い出があります。
回り回って私たちの手元には来ますが、やはり労働に見合っている収入か?と問われれば、見合っていると答える人は何人いるのでしょうか?現実、動きの速い、生産性も良い若い社員の給料は安く、結婚して子供が出来ても共働きしなければ生活が成り立たない、そんな家庭も多いような気がします。
そこで今回のテーマです。
企業のあり方を変える必要がある。です。
大西さんが語ります。今の資本主義が、資本家の利益至上主義になりすぎており、それが人々に余裕を失わせ、今だけ金だけ自分だけの元となっているからです・・・
何のための企業でしょう?利益を上げるためでも、株主のためでもありますせん。労働者とその家族、そして社会のための企業です・・・
そして、この問題は人の問題ではなく、仕組みの問題だと言います。なので仕組みを改革することで、将来が見えてくるということらしいです。
本には詳細に書かれてますが、簡単に言えば、法人税を上げて、給与として支払う動機をつくり、個人の所得税は下げる。頑張った分は貰える。
大きな方向性をこちらち向けて行くことが必要だと言います。まさに前回ブログで書いた。人の時間と労働を何よりも大事にすることと一致してますね。
そのほかにも、お金を配ってインフレを起こす。実質金利をゼロまたはマイナスにする。年金の運用。社会保険。ベーシックインカムなどなど多くのことについて詳しく述べられています。
ちょっと見ると実現できるのか?と思ってしまうかもしれませんが、すべては一人一人の気持ちにかかっているのかもしれません。私的にはまず理解するところから始めたいと思ってます。そして多くの人が将来について真剣考え始めた時に、始めて扉はひらくそんな気がしてます。なので、良い悪い、賛成反対はあると思いますが、この本を一読をお勧めしたいと思います。
私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン | |
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