お疲れ様です。
こちらは入院生活が続いております。皆さまはお元気でしょうか?季節の変わり目、体調には充分ご注意を!
ということですが、
今日は病院にあった本からです。平成13年発行ですね。菊次郎とさきです。ドラマや映画にもなっているので、皆さまお馴染みの作品ですよね。そうです。あの世界の北野。ビートなけしさんの本です。
菊次郎さんは、たけしさんのお父さん。さきさんは、たけしさんのお母さん。ちょっと検索するとたけしさんは1947年生まれで72歳、わたしとは約20年違い、そんなに差がないようにも思いますが、たけしさんの少年時代、まだまだ物も少なく厳し時代だったんだなあっと感じます。
父、菊次郎さんは小心者なんですが酒を飲むと暴れてしまう。ちゃぶ台をひっくり返す。まさにそのシーンが現実にあったなんて想像するだけでも凄いです。そして様々なエピソード、お姉ちゃんが飼っていた、にわとりのピーちゃんを無断で料理してしまって、みんなで食べた。とんでもないオヤジだと思いますが、食べ物がない時代。お姉ちゃんも一緒に食べて、おかわりしてた。そんな話しも出てきます。
すごい話しですが、面白おかしく、そしてなんとも暖かさを感じる文書で書き綴られます。
そして、母、さきさん。毒舌ですが、憎むめない。その裏には何にも負けない母親としての愛情が溢れているような、そんなおかあさん。そのコメントもなかなか言えません。フライデー事件では、おまえなんか死んじまえ!バイク事故のときは、おまえ、ポルシェとか持ってんだろう。何であんな自転車みたいなせこいやつなんだ!どうしようもないバカですけど、許してやってください。
こんな言葉、さすがですよね。これを聞くと、たけしさんそのもののような気がします。言葉の裏にある優しさが感じられます。
そして、お兄さん、お姉さん、お兄さん、たけしさんと4人兄弟。一見すると厳しい生活が描かれますが、それに負けないユーモアたっぷりな日常。様々なエピソードがこの小説で紹介されています。面白くって一気に読んでしまいました。そして映画もテレビドラマももう一度見たくなってきました。
今日は病院にあった本から、菊次郎とさきでした。