こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
春霞がかかっていますが、風は強めに吹いています。
気温もわりあい、今の時点では低め。
もう3月も真ん中に近い。
そんな中、昨日は戦艦「武蔵」の海底の映像が公開されていました。
「大和」と同型艦で、「大和」の影に隠れてあまり言われなかったのですが、ここに来て一気に注目を浴びていますね。
そして、もうひとつの話題はもちろん北陸新幹線の開業です。
長野から金沢まで伸びました。
数年前、上越の高田まで半年間仕事で行く際長野で新幹線を乗り換え、信越線で高田まで行きましたが、その間見え隠れしていたのが、その新幹線の工事中の高架でした。
それが今日、既に新幹線が走っているんですね。
金沢………、何とも情緒を誘う街ですが、わたしも二度ほど行ったことがありますが、あまり覚えていません。
よく覚えているのは金沢の海岸側にある内灘です。
米軍の射爆場(?)が確かあって、その頃にはまだかまぼこ型のコンクリートの倉庫後が残っていました。
そこで撮影された映画「あらかじめ失われた恋人たちよ」でしたか、桃井かおりさんが初めて主役を張った青春映画で、今でもその映画はもう一度見たいなあと思っています。
なんとその相手役はカメラマンの加納典明さんでしたね。
その映画を見た後、実際にそのロケ地を見たいがために金沢に旅をしたのです。
ですから市内はほぼ素通りという感じでした。
あのときはどこに泊まったのかさえ覚えていません。
もう一つ覚えているのは、金沢かその近辺に、波打ち際を車で走れる海岸があったことですね。
波しぶきが車にかかる、というよりも、波を蹴散らしながら車を走らせることができるのが面白くて何往復もした記憶があります。
その後よく車を洗わないと、すぐに錆びるぞと言われましたが。
普通の砂浜では、すぐにタイヤが砂に埋もれて動けなくなるのですが、そこだけは砂がコンクリートのように結合して、車が走れるということでしたね。
今はどうなっているんでしょうか。
その当時付き合っていた人とふたりで行った、ちょっと目の奥から水っぽいものがにじみ出てきそうな、甘く、苦い想い出です。
今日は金沢の想い出になってしまいました。
たまにはいいよね。
さて、連載中の『ある商店街の小さな一歩』第20回です。
あなたの思い描いていた展開になってきましたか?
ここからです、どうぞ。
「どうでしょう。今の米田さんの意見を動議と見て、私の方から提案したいと思うんですが――」
一瞬場内が静かになったあと、それがいい、という声が聞こえてきた。
「じゃあそういうことで、それでは決を採りたいと思います。まずこの役員会全員の罷免と言いますか、それじゃわれわれが何か悪いことやったみたいだな」
と田島が苦笑すると、今まで難しい顔をしていた会場内のみんなの顔がいっせいにほころんだ。
「罷免じゃなくて、ですね、ええと何がいいかな。あ、そうだ自主的な退任ということで。ええ、その、役員全員の退任について賛成の方、挙手をお願いします」
田島が言うと、しばらく躊躇していた手が、ぽつぽつと上がり始め、会場内のほとんどの手が上がった。
「それでは賛成多数ということで、われわれ役員の自主退任が決せられました。今まで長きに渡り役員を務められてきたみなさん、私もその一員ですが、ご苦労様でした。みなさん旧役員のみなさんに暖かい拍手をお願いします」
役員一度は立ち上がり、深々と礼をした。
「ありがとうございました」
田島が全員を代表して言った。
「はい、それでは今から、また議長を選出しなければならないんですが、時間もあまりありませんので、このまま私が議長を務めさせていただいてもよろしいでしょうか」
「賛成!」
「お願いします!」
会場からたくさんの声が上がった。
「ええ、それでは議長として、これからの組合を運営していただく役員の方を選出をしたいと思います。お判りのように、今回の役員には男は御法度ですので、その点ご承知置きください」
田島がユーモアたっぷりに笑いながら言ったので、会場内から拍手と、笑いが響いた。
「それではどなたか役員の方を推薦してください。お願いします。もちろんご自分で立候補されても結構です」
「米田さんがやはり適任だろ」
「そうだ!」
誰もが、やはり最初に言い出した米田さんを理事長にと推す声がたくさん上がり、それが一挙に認められそうな雰囲気になった。
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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