言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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見積書の書き方を大胆に変えてみよう

2011-11-11 08:51:18 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から冷たい雨が静かに降っています。
ユーミンの「冷たい雨」でも歌いたいような冷たさです。
一日中降り続くのでしょうか。


さて、3日前、価格表示についてちょっと述べましたが、今日はその続きのようなものです。
今日は見積書の書き方を変えようという提案です。

一昨日述べたのは価格表示の分割かトータル表示かでしたが、今日はBtoBにおける見積書について、同じような観点で考えてみたいなと思います。

見積書の仕様は大体どこも同じだと思います。
まず品名があって、次に明細ですね。
印刷関係では、サイズや紙の種類、色数等が入ります。
そして次に数量、ロットですね。そして単価と来て、最後に価格が入ります。
ほとんどどれも似たり寄ったりです。

一昨日の話から敷衍すると、高額なものは一括、すべてをひっくるめて表示し、単価が低いものはすべて必要なものを列記して書くということですね。

印刷関係では(すみません、この業界の見積もりをいつも書いていたものですから)、だいたい二通りに上がってきます。
ひとつは印刷のみの価格と制作、運賃などが別記されているものと、そのすべてがトータルでいくらというものの2種類が大半です。
私などは運賃まで含めて、クライアントがいくら支払うのかということがすぐに理解できるように、一括表記で提出したものが多かったです。

しかし中には明細を要求するクライアントもいて、そんなときには印刷がいくら、制作がいくら、運賃がいくらとだいたいその3つを分けて書き、提出しました。
だいたいそういうクライアントは、制作費をもう少し削ってくれと言ってきました。
値下げ交渉をしやすいように、ひとつひとつ細かく書かせるんですね。
その中から少しずつ削るんです。ちょっと嫌らしいやり方ではあります。

でもその場合はクライアントも、よくのその仕事に必要な業務と中身を心得ておかなければ、値下げ交渉もスムーズにいきません。
それだけ値切る方も勉強しなければならないということです。

さて、そんな見積書ですが、今日の提案は、単価で勝負したいときには、単価の欄を大きくしようということです。

たいていの見積書は1行の中に各項目を区切って入るようになっています。
しかしオリジナルで、単価の欄だけ大きく目立つように作ろうというわけです。

もちろん市販のものにはそんなものはありません。
オリジナルでつくってみましょう。
エクセルで簡単に作れます。

見積書といっても別に国で定めた形式なんてないんですから、自分で大胆に作ってもいいわけです。

スーパーの特価台の前にあるPOPだって、考えてみれば立派な見積書です。
お客様に見積もり価格をきちんと分かりやすく提示しているんですね。

そこで提案なんですが、スーパーのPOPを見習って、それと同じように、クライアントに提出する見積書も大胆に変えてみてもいいんじゃないでしょうか。

見積書そのものの面白さがひとつの話題になり、うまくすると商談が成立する可能性もなきにしもあらず、というところです。

うまく商談が成立しなくても、その面白さは人伝えにどんどん広がっていき、じゃあわが社もその会社からひとつ見積もりでもとってみようということが起こってくるかもしれないじゃないですか。

そこからまた新しい取引先も開拓できるわけで、そんな楽しいことはまたとないですね。
自分からアプローチしないのに、相手先の方から見積もりを依頼されるなんて、これは今の世の中ありがたいことではないでしょうか。

POPのように、品名だけでなく面白いキャプションやキャッチコピーなんかも入っていたりして。

ひとつやってみませんか。

何なら私も知恵をお貸ししますが。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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