「犬も食わないとか 食うとか」全国の夫婦が繰り広げている夫婦喧嘩、今も、どこかで誰かが吠えあっていることであろう、爺も夫婦喧嘩を始めてから52年のベテランだが、夫婦間は政権より安定している。
両親も一生懸命に夫婦喧嘩をしていたもの、就学前だと思うが、玄関で母に手をひかれた爺、大声をあげている父、父をなだめている祖母、多分、夫婦喧嘩の,ひとコマだったのであろう、三つ子の魂、おぼろげに覚えている。
夫婦喧嘩なるもの、真実は他人には知る由もなく、知りたくもないが、内容が昔と変わったわけでもなかろうに、収拾できずに、お奉行所の調停にすがり、別々の人生に向かっていくのも、珍しくないご時世。
習ったり、教えたりする事のない夫婦喧嘩、次世代に自動的に受け継がれていくもの、元々は他人同士、永遠に続く流れであろう、女性が詠んだシルバー川柳の中に「喧嘩(くちげんか)相手なくして日の長し」と。