爺が遊び続けた小学校は、6年間を通してクラスメートや遠足、運動会など学校行事の写真は一切無いと言う珍しい学校、戦時下とはいえ、近隣の小学校では少なくとも卒業写真はあるのに。<o:p></o:p>
小学生時代の写真で手元にあるのは、誰が写したか記憶にないが、3年生頃に3歳年下の妹と家の玄関前で撮った写真が一枚だけ、美少年とは程遠いし、利発そうでも無いが、純真な子供らしい顔をしている。<o:p></o:p>
田舎の小学校でクラスメートは50人程、低学年の農家の子供たちの着物姿、風呂敷包を背負った遠足姿、みのを着て藁靴を履いた姿など、写真があったら、もつと懐かしさを実感できるのに。<o:p></o:p>
高学年になると洋服を着るが、次男以下はお兄ちゃんの御下がりが当たり前なので、体に合っていないし、ズボンの膝や上着の肘は、厚手の布で補修されている、爺も伯父さんの御下がりを着たり。<o:p></o:p>