爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

昭和16年~26年

2016年06月10日 | 日記

小学校3年生だった昭和16年12月8日米国との戦争が始まり、中学一年生だった同20年8月15日敗戦、同26年高校卒業までは食糧難、平和とか豊かさには無縁の時代。

昭和17年の入選標語「欲しがりません勝つまでは」に踊らされての耐乏生活から、戦後の食糧難時代の悲惨さを体験した年齢層も少なくなって、今では話題にならない昔々のこと。

戦後の農地解放政策で無償で田んぼが転がり込み、天下人になった元小作人に頭を下げながら、米を求める当時の母親達の姿は今も焼き付いている、食べられるものは何でも食べた。

戦後の混乱時代に中学・高校生だった爺、腹いっぱい食べることも出来ず、詰襟の学生服を着ることもなく、修学旅行も体験しない世代だが、みんな元気で、明るかったし、我慢の学生生活だった。


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