昨年の8月に旅立った愛犬ゆうちゃん、火葬後すぐに手放すのが辛くて、自宅に安置したまま一年が経過した。金色のカバーに包まれた可愛らしい骨壺に話しかけながら手を合わせてきた。
今年は新盆で我が家に帰って3泊4日を過ごしていった。お盆に限らず時々家内の夢の中へ帰ってきておねだりしていたようだが、好物の牛乳をたっぷりと飲ませてやった。
家内のふる里である良運寺本堂で、住職(家内の甥)と大学仏教学部在学中の長男による読経、御焼香、人間並みの一周忌法要をすませた。読経の間は愛犬の写真を見つめ続けていた。
今は、毎朝住職のお経の声を聞きながら、建設中のペットの新居が完成する日まで本堂のお位牌の間に安置されている。涼しい秋には引っ越しできるであろう。ひとまず一安心したところ。