4月1日、結婚64年目の初日を迎えた。共に昭和8年生まれの老夫婦、年寄り特有の薬を飲み、補聴器をつけて、迫力のない口争いをしながらも、介護認定を受けることなく何時も一緒にいる。
生活リズムが全く変わってしまった。概ね朝は3時起床、5時30分朝食、11時昼食、午後4時夕食、5時入浴、6時には就寝の生活が定着、世間様と歩調を合わせられなくなった。
人生の最後に残る欲は食欲と言われている。家内任せで昔ながらの地味な和食だが、この頃は3度の食事が待ち遠しくて、美味しくて、旺盛なのが、元気のもとになっている。
外出は通院と食品や日用品の買い物だけ、お奉行所からお達しの不要不急の外出自粛に何の支障もないが、「爺の世間ばなし」新しい話題が少なくなって物足りない感はある。