昨日、「座部伎弟子」について書きましたが、またまた、例のお人からのメールです。
「坐部伎にちいてはのー。ネットで調べてみい。其の絵がでとるけえー」と助け船を頂きました。早速、調べてみました。在りましたので、ネットからその絵を借用してお見せします。
左側が「坐部伎」で、右が立部伎だそうです。この人達によって、玄宗皇帝や楊貴妃の前で、毎日のように演奏された曲が「法曲」なのだそうです。
唐の「禮楽志」に、「其声清新而近雅」と、書かれています。また、玄宗皇帝が作曲した「霓裳羽衣」の曲もよく彼等によって演奏されたという。
なお、「坐部伎」の絵で、上部の二人が奏ででいるのが琵琶で、楊貴妃もその名手であったと言い伝えられています。彼女は、更に、3段目の一番左に座って演じている楽器「磬<ケイ>」も又よくしたのです。
このような事を通してみても、楊貴妃という女性は、ただ、単に、美人というだけではなく、沢山の皇帝との生活をより一層豊かにするこれ等の音楽的な才能もあり、その他いろいろな特技を持ち合わせていたのではなかろうかと思われます。そのような才能があったからこそ16年間もの間、楊貴妃一人で皇帝を独占できたのだろうと思います。