環境エネルギーをコアとする新産業の台頭
主要国が一斉に環境やエネルギー分野に重点投資
12日に姶良市の企業懇話会で話をさせて戴いた最近私が感じている「企業経営の潮流」について、報告をさせて戴きます。
まず、一つ目は、世界の主要国の環境・エネルギー分野へ投資する大型景気対策は大きな潮流についてです。この大きなうねりは、グリーンニューディール政策と呼ばれ、投資額は30兆円を超えているといわれています。
米国のオバマ大統領が、10年間で太陽光や風力発電など再生可能エネルギーに1500億ドルを投資し、500万人の雇用創出を言明し、プラグインハイブリッド車も2015年までに100万台普及策を打ち出し、英国も20年までに、風力発電7000基を建設し、16万人の雇用を、仏国、韓国、中国なども大型景気対策の柱に環境エネルギー政策を打ち出しています。日本も、新産業政策を打ち出し、健康、観光、雇用を柱とした基本構想で5年後に100兆円、雇用220万人を打ち出しているが、具体策はこれからです。
まさに、グリーンニューディルは、世界全体の経済の構造転換ともいえる政策といわれる。ある業界紙の記者歴30年、国内の立地状況に精通した社長は「環境エネルギーをコアとする新産業革命が始まった。」と主張されています。中長期的には世界全体で500兆円から700兆円の巨大始業構築が見込まれ、自動車の300兆円を超えると予想されています。
この経済構造が「環境エネルギー産業」へ大きく転換する中で、この産業のデバイス業界では、太陽電池、二次電気、パワー半導体、白色LED・光源有機ELなどの動向を注視しており、モノづくり企業にとってもこれらの動きから目が離せない状況です。
かごしま企業家交流協会
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