環境エネルギー産業のデバイス業界の動き①
日本の太陽電池メーカーは今の位置は?
日本の太陽電池メーカーは、生産能力、生産量、売上高の面で、世界ベスト10のランキングの中でどのような位置にあるのでしょうか。09年のデータでみると、次のようになっています。
まず、生産能力では、シャープは885MWで第4位。1位は米国のファーストソーラーで1228MW,2位は中国のサンテックと米国のコナルカで1000MW、5位はドイツのQセルズと中国のJAソーラーで800MW、後、8位と9位は中国メーカー、7位は台湾、10位は米国メーカー。
次に、生産量では、シャープは3位で635MW,1位はファーストソーラーで1113MW,2位はサンテックで704MW,その後、4位はQセルズ、5位JAソーラー、6位に京セラとソーラーワールド(独)、8、10位は中国、9位は米国となっている。
売上高では、2位にシャープで1890百万ドル、1位はファーストソーラーで2066百万ドル、3位はサンテック1693百万ドル、4位は1533百万ドルで京セラ、後5位米国、6位・7位がドイツ、8位中国、9位が三洋電機、10位中国となっている。
これらのデーターでみると、まさに中国、米国、ドイツ、それに日本が競い合っていることがよくわかる。特に、中国が生産能力では、ベスト10に4社、米国3社と、両国が競っている状況であり、今後の国レベルでの熾烈な戦いが繰り広げていることがよくわかる。
これまでの歴史の中でエネルギーを抑えるための戦いをしてきたことを考えると、まさに、今の状況も環境エネルギーシエアを巡る世界戦争と言えないこともないのではないでしょうか。
かごしま企業家交流協会
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