よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

高校生の活動/鹿児島の話題・情報(81)

2011-02-21 06:13:46 | 鹿児島の話題・情報

エネルギー教育に積極的に取り組む工業高校

高校生の積極的な取り組みが注目されている。

当協会の賛助会員である鹿児島県立加治木工業高校(校長:中村辰夫)は、昨年11月、日本電気協会(東京)主催の第5回コンテストで、「エネルギー教育賞」の最優秀賞(高校・高専の部)を受賞するなど、09年度からエネルギー教育実践校として注目されている。

昨年、創立100周年を迎えた加治木工業高校は、電気エネルギーの活用を中心に「ものづくり」を通してエネルギー活用と省エネルギーへの取り組みにつなげる方法を研究しており、昨年7月、当協会が「連帯による持続可能なエネルギー革命への道」というテーマで開講したSPP講座でも多くの生徒が受講し、その後も、引き続き、このテーマでの活動を続け、生徒自ら 学習教材を製作したり、地元の小・中学校での出前授業を実施するなど、その積極的な取り組みは、地元紙でも何回も取り上げられるなど、大きな期待がされています。

その中でも、エネルギー教育の出前授業などに取り組む機械科7人の生徒代表である下村君と増山君、それに指導教諭の富ヶ原先生が、2月15日~19日のスケジュールで、電気自動車に乗り込み、九州5県を巡る「これからのエネルギーと車社会を考える」キャラバンに出発したという記事には、私はびっくりしました。

電気自動車は、まだまだ課題が多い中で、自分達でそれを検証することで、問題提起や情報発信するとの目的での行動だそうですが、そのチャレンジ精神は、高校生レベルを超え、大学生レベルの行動と言ってもいいのではないでしょうか。

今後も環境と人にやさしいものづくりを目指したエネルギー教育を、継続して進めて戴き、今から環境エネルギー社会を支える人材が、同校から育つことを期待した いと思います。

   

 

  

                      南日本新聞掲載の記事

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