環境エネルギー産業のデバイス業界の動きⅣ
省エネン電球(電球型蛍光灯とLED)のどでかい市場
政府は、近い将来すべての白色電球を省エネ電球に切り替えていくことを表明している。これは今や世界の流れと言われる。
この省エネ電球の代表格が、電球型蛍光灯とLED照明である。電球型は、消費電力60Wの機種で1500円(白熱の15倍)、消費電力80%減、寿命1万3000時間(白熱の13倍)である。
これに対し、LED照明は、価格が3万6000円(36倍)、消費電力85%減、寿命は4万時間(約40倍)である。
世界の照明市場は、オランダのフィリップス、ドイツのオスラム、米国のGMの3社が上位を独占してきた世界である。これに対抗し、省エネ型の新照明で先行すれば、欧米勢の独占を阻止することができるのではないかと期待されている。
マーケットとしては、世界の一般照明は、約3~4兆円、特殊照明(自動車、信号、携帯・PCなどの電子機器の光源、屋外照明など)は2~3兆円、これに加え、アフリカ、BRICsなど新規開発国の市場は3~4兆円あり、新照明革命市場は、10兆円のどでかいマーケットだと、専門業界紙では予測している。
まさに、1879年のエジソンによる白色電球の発明以来の「新照明革命時代」が到来したと言える。今は、南さつま市の「エルム」のように、鹿児島の企業にとっても、ビジネスチャンスではないだろうか。
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