よかど!鹿児島

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燃える氷/どうなる日本経済(151)

2011-08-17 06:41:40 | どうなる日本経済

「燃える氷」:メタンハイドレートが日本近海に

日本は本当にエネルギー資源を生かし切っているのだろうか。

今、日本では、エネルギー問題が大きくクローズアップされている。また、一方では、地球規模の環境破壊についても大きな問題となっており、中でも、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が原因とみられる地球温暖化は深刻で、気温の上昇により、自然や生活環境にいろいろな悪影響が出ることが予想されている。

ところが、先日、日本近海にはエネルギー資源と鉱物資源が眠っているとの情報を見ました。天然ガスを個体にしたNGHは、人工的に作られた「燃える氷」だそうだが、日本近海に大量の燃える氷、いわゆる「メタンハイドレート」が埋蔵していることが確認されているとの情報だった。

この注目される「メタンハイドレート」。

メタンは元々石炭や石油などの化石エネルギーに比べて二酸化炭素発生量が少ないそうで、さらにメタンを燃やしたときに発生した二酸化炭素を、人工的に水のカゴ、ハイドレートに閉じこめ、再び海底に戻してしまうことができるのだそうだ。 メタンハイドレートを掘り起こしてできた穴に戻すので、海底の地形を変化させることはなく、石油や石炭と違って常に増え続ける、しかも地球環境にもやさしいとなれば、メタンハイドレートはまさに「地球を救う燃える氷」というわけだ。

 メタンハイドレートの研究開発は日本が世界で最も進んでいるが、技術的に採掘が難しい物体だそうだ。これを2018年度に事業化するための技術の確立と採算性の評価が現在進められているとのこと。

ぜひ、資源の少ない国と呼ばれた日本が、近海に眠る有望なエネルギー資源に注目し、海洋国日本が資源国になれるよう国を挙げて、長期的な視点で技術革新を進めて、このメタンハイドレートを採取するノウハウを確立してもらいたいものだ。

そして、これらの情報を政府や関係者は、もっと広く情報開示して、取り組んでもらいたいものだ。

          

            ハイドレート                 燃焼実験

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かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/  

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