環境・エネルギー事業化セミナーが鹿児島市で開催
再生エネルギーへのとり組みが加速するか!
再生エネルギー特別措置法案が衆議院を通過した8月23日、(財)かごしま産業支援センター主催で、鹿児島市で「環境・エネルギー事業化セミナー」が開催された。
これは、エネルギー分野に関する概況、国の施策の状況、他県における取組状況、県内での事例等を紹介するもので、環境エネルギー分野にすでに取り組んでいる企業にも、これから取り組んでいこうとする企業にも参考になるセミナーであった。
時は今、管首相の置きみやげとはいえ、東電の原発事故問題で、原発依存から方針転換が一段と重要になっており、経産省の施策を先取りする形で、ソフトバンクの孫社長をはじめ、企業はすばとく、再生エネルギー技術にとり組んでいることが鮮明になってきている。
九州電力の風力及び地熱発電のとり組みや、九州産業局の国の新エネルギー政策や九州ソーラーネットワークでのとり組みなどが報告されたが、基調講演された「真空ポンプ」のアルバック(本社:神奈川県)の萩之内剛部長が「太陽光発電の国内市場は3倍のベースで拡大する。」ということで、当社がそれを見込んで、熱分析装置や表面解析装置、充電システムなどを生産し、全国向け生産・サービス体制を整えていることを聞いて、再生エネルギーは確実にビジネス化していることを痛感させられた。
ただ、電力の買い取り制度が発足しても、まだまだコストの問題が依然として解決されたわけではないので、政府としては、今後とも一層の自然エネルギーの普及を加速させる工夫が求められ、企業が参入出来る仕組み、助成制度等を求めたい。
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