よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

企業の農業参入/鹿児島の話題・情報(106)

2011-10-04 06:30:37 | 鹿児島の話題・情報

企業の農業参入が比較的順調に経営

9割が参入後も事業継続

大手企業の農業への参入がよく報道されるが、鹿児島県では、県内の農業参入企業が統計を取り始めた2005年度以降、累計で83社増の「151社」となっていることが先月末、地元紙が報道している。

鹿児島県経営技術課によると、継続企業は管理能力が高いうえ、地域に溶け込んで農地や雇用を確保するなど努力しており、「比較的順調に経営している」としている。

同課は、統計は05年度から年1回まとめており、参入企業は建設業、食品関連業が多く、撤退した17社のうち、14社は建設業だったとのこと。

好調な企業の特長は、

・参入前に余裕ある資金計画を立てていることに加え、品目の選定、栽培技術の習得方法、販路確保など中長期的な計画を策定し、認定農業者になっていることを挙げている。

撤退する主な理由は、

(1)倒産など本業の悪化

(2)価格低迷、コスト高といった農業経営の不振

(3)本業に力を入れたいといった経営方針の転換  だったとのこと。

今後とも、企業の農業参入は、農業者の高齢化、食の自給率の向上などを考えると、おそらく増加していくだろう。その際には、安易な参入ではなく、企業経営と同じく、資金計画、担い手(人材)、栽培技術などはもちろん、基本である売り先(販路)をしっかりと確保することが大事な要素のようだ。

かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/  

かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/  

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