本物は必ず日の目を見る。
農業を日本の基幹産業にせよ。
京都で分析・計測機器の開発が本業の堀場製作所。創業者である堀場雅夫最高顧問は、「本物は必ず日の目をみる。」とビジネス誌で発言している。
1953年の創業以来、人々が必要としている分析技術をとことん追求し続けていこうという信念で経営をされてきたとのこと。やはり、今日本の技術が揺らぐというか、韓国や台湾などに追い越され、又、追い越されようとしている時に、重みのある言葉だと思う。
堀場最高顧問は、「自分の信念に基づき、本物の技術さえ磨き続けていれば、いつかは必要とされる。技術屋の商売とはそんなもんです。重要なのは、正しい信念を持ち続けることでしょう。」と、更に、「日本の研究開発力が低下していると懸念する声もあるが、私は悲観していない。日本人は凝り性で、やりだしたら止まらない。なぜ、世界で日本製品が売れるか、それは信頼性があるからです。これは何よりも代えがたいこの国の武器です。」 と発言されている。
そして、堀場最高顧問の言葉に、特に、私が注目したのは、日本も次の方向性を早く見つけないといけない。5~10年先の日本の産業をどうすべきかという、もっと大きなビジョンを打ち出す必要がある。これは政府の役目だが、日本はここが遅れている。と指摘され、個人的には、「農業を基幹産業に育てるべきだと考えています。」と提言されていることだ。
日本の農業は世界と闘う技術力を持っている。1980年代にオレンジの自由化がなされたが、日本の農家は知恵を絞り、それを乗り越え、今では世界に品質が認められている。
農業技術が発展すれば、味がよくなり、もっと健康にいい食べ物を作ることもできるはずです。と主張されていえる。
特に、日本の自動車産業が世界一になったのは、競争して、技術を磨いたからだ。新たな産業に軸足を移し、再び切磋琢磨することだ。そうすると、日本の技術力は今後も全体として、世界一の水準を維持し続けることだ。と提言されており、今後の鹿児島の企業にも強いメッセージなったのではと思われます。
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