未来を変える力は何か?
日本を再生させるのは、やはり人口にある。
今や日本は、人口減少と財政悪化による衰退の危機が話題になっている。しかもバブル崩壊以来20年にも及んでデフレが続いている。
この日本の山積みする課題を克服できるかは、日本の未来、いや最近では、海外メディアに「Japanizetion:日本化)」と呼ばれ、財政悪化の最先端を走るモデルと称されているようだが、世界から注目されているいるようだ。
日本は自ら復活に向けた処方箋を世界に示せるかどうか、その再生能力が問われていると言われる。問題解決が遅れれば遅れるほど、日本経済は疲弊し、取り返しがつかなくなると心配されている。
では、なにが日本再生のカギになるのか、ある経済紙は、それは「やはり人口にある。」と書いている。私もかねてから、少子化や高齢化は不可欠であり、特に少子化にはなかなか歯止めがかけられない。かけられるとしても、長い年月を伴うと思っていたが、そこで、ではそのカギは何か?
というと、「それは女性、高齢者、そして若者だ。」という。まずは結婚や出産を期に退職した後、育児や介護に追われて労働市場に復帰できない女性が職場に戻るための障害を取り除き、女性が職場に復帰すると131万人の雇用を呼び、その経済効果は絶大だという。
また、平均寿命が延び、元気な高齢者が増え、雇用延長や再雇用の道が開けると、年金財政にもプラスになるという。
高齢者、女性、そして若者の労働力率を引き上げると、2030年の労働力人口は何もしない場合に比べて854万人増加し、2005年に比べ、減少幅は245万人にとどまるという。
日本がデフレから脱却し、再生の道を歩むカギの一つは、やはり人口だというのには頷ける。政府は、この「女性、高齢者、そして若者」の雇用に本腰を入れて取り組んでほしい。日本の再生が掛かっているとの気持ちを持って。
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